更新日: 2018.06.11 19:28
関口雄飛 スーパーフォーミュラ第3戦SUGO レースレポート
2018年全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦スポーツランド菅生
突然の予選タイム抹消に対して正式抗議を出すものの、不本意なQ1不通過
決勝ではファステストラップをマークし速さをアピールするも無得点に終わる
5月26日~27日、宮城県、スポーツランドSUGOにおいてスーパーフォーミュラ第3戦が開催されました。今シーズンもITOCHU ENEX TEAM IMPULから19号車でエントリーする関口雄飛は、ここ菅生でこれまで2年連続の優勝を飾っており、3連勝への自信を持ってレースに臨みました。
金曜日のフリー走行から2番手タイムをマークし、土曜日朝のフリー走行で、中古のソフトタイヤで非常に良い感触を得たこともあって、予選には自信を持って挑みました。
予選Q1は定刻どおり13時20分からスタートし、1セット目のアタックでタイム計測した関口雄飛は、セットアップの微調整をし、まずは1分5秒547のタイムをマークして暫定5番手に飛び込みます。
しかし関口雄飛がタイムをマークした周にコースアウトしたマシンがあって赤旗中断。セッションは車両回収のため20分ほど中断したのち、セッションは2分20秒を残して再開とされました。
暫定5番手タイムをマークしていた関口雄飛は、一旦はQ2の準備を開始していましたが、データ解析の時間があったため、ミディアムタイヤで試したかったセットアップの確認のためにふたたびコースイン。アタックすることなくピットに戻りました。
Q1予選5番手通過を確信し、予選Q2への準備を進めていた関口雄飛ですが、目前の計測モニターが、チェッカー後に表示変更され、いきなり16番手へとドロップ。タイム抹消理由の表示もモニターに表示されず、チームに何の連絡もない不可解な状況のため星野一義監督みずからがコントロールタワーに状況確認に向かうほど、現場は混乱した状況でした。
結局、ベストタイムをマークした周に黄旗提示区間を走行していたとの裁定で、ベストタイムが抹消され、1分6秒063のセカンドタイムによって16位とされたとのことですが、赤旗提示前にマークしていたベストタイムがセッション終了後になって抹消されたという対応の遅れによって、残された時間があったのにもかかわらず再度アタックするチャンスを奪われたことを問題視し、チームは正式に抗議を提出しました。
結果的に夕方近くになって、抗議料の全額返還と、大会競技長に対しての注意喚起という形で抗議は受理されましたが、関口雄飛の順位は覆ることなく、予選16番手のまま決勝レースを迎えることとなりました。