更新日: 2016.09.11 12:27
【順位結果】スーパーフォーミュラ第5戦岡山レース2 予選Q2 バンドーンが3グリッド降格
全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦は11日、岡山国際サーキットでレース2のノックアウト予選が行われ、野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がポールポジションを獲得した。
土曜・日曜の両日に予選・決勝を行う週末2レース制が取られているスーパーフォーミュラ第5戦。11日の9時50分から決勝レース2の予選がスタートした。
この予選は前日の時間予選とは異なり、ノックアウト方式が採用されているが、通常のレースとは異なり、セッションはQ2まで、10台がQ2に進出できる。
各ドライバーは予選Q1開始5分前からピットレーン出口に向かい待機。セッション開始と同時に一斉にコースインしていった。
Q1ではチェッカーフラッグ掲示後にアタックした関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がトップ通過。2番手に野尻智紀、3番手に前日勝利したストフェル・バンドーンのDOCOMO TEAM DANDELION RACINGが続いた。
また、このQ1ではレース1でポールポジションを獲得した中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)のほか、チームメイトのアンドレ・ロッテラー、山本尚貴(TEAM 無限)らが敗退している。
10分間のインターバルを経て迎えたQ2では、セッション開始から3分を過ぎた頃から小林可夢偉(SUNOCO Team LeMans)を先頭にコースイン。入念にタイヤを温めていく。
しかし、その可夢偉がアタックラップ前にアトウッドコーナーでコースアウト。グラベル先のバリアにクラッシュしてしまったため、各車がアタックラップに入る前に赤旗が掲示されてしまう。
赤旗掲示から8分後、Q2は残り4分47秒で再開。9台のマシンが一斉にコースインしていった。最後のアタックでは石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)がトップにつけ、ポールポジション確定かと思われたが、最後の最後にコントロールラインを通過した野尻が石浦を0.252秒上回り、スーパーフォーミュラで自身初ポールを獲得してみせた。
2番手は石浦が獲得。3番手にはレース1ウィナーのバンドーンが続いたものの、セッション終了後にQ2で安全確認違反があったとして3グリッド降格のペナルティが言い渡されている。
決勝レース2は、このあと15時から51周で行われる。
■全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦岡山レース2 Q2結果(編集部計)
Pos. | No. | Driver | Team | Engine | Time | Gap |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 40 | 野尻智紀 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA | 1'14''404 | |
2 | 1 | 石浦宏明 | P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA | 1'14''656 | +0'00''252 |
3 | 41 | S.バンドーン | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA | 1'14''712 | +0'00''308 |
4 | 3 | J.ロシター | KONDO RACING | TOYOTA | 1'14''836 | +0'00''432 |
5 | 19 | J-P・デ・オリベイラ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA | 1'14''914 | +0'00''510 |
6 | 2 | 国本雄資 | P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA | 1'14''928 | +0'00''524 |
7 | 7 | N.カーティケヤン | SUNOCO Team LeMans | TOYOTA | 1'15''246 | +0'00''842 |
8 | 20 | 関口雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA | 1'15''288 | +0'00''884 |
9 | 65 | B.バゲット | NAKAJIMA RACING | HONDA | 1'15''720 | +0'01''316 |
10 | 8 | 小林可夢偉 | SUNOCO Team LeMans | TOYOTA | 1'29''938 | +0'015''534 |
※No.41は(Q2予選時)2016年スーパーフォーミュラ選手権 統一規則 第21条12.(安全確認)違反により3グリッド降格。