更新日: 2019.03.04 21:10
「このタイムはまだまだマキシマムではない」驚速首位のパロウ、2番手山下健太に聞くスーパーフォーミュラ公式合同テスト初日の感触
●初日総合2番手 山下健太 KONDO RACING
「実は僕、1月に富士スピードウェイで行われた「スーパーママチャリGP」でデモランをすることになってSF19を走らせたことがあるので、正確には今回のテストでSF19は2度目になります。1月のときは時はすっごい寒かったので、マシンの感触はよくわかりませんでした(苦笑)。ですので、本格的なテストで走らせたのは今日が初めてです」
「総合タイムは2番手でしたけど、パロウ選手は(スーパーフォーミュラ参戦の)経験がないのにトップタイムですし、全然、最初からもっと行かないとダメかなと思いました。最後のアタックは、昨日のモースポフェスの時にスピンしてクラッシュした時に履いていたソフトタイヤなので、ニュータイヤではなかったです。ですので、タイヤの温まりは良かったですけど、グリップの一番おいしいところはまだあるんじゃないかと、期待しています(笑)」
「アタック自体も僕はソフトタイヤを履いてアタックするのが今日がまったくの初めてだったので(多くのドライバーはモースポフェスの際にソフトタイヤで走行済み)、「すごいグリップするな」と思っていたところで終わってしまいました。ですので、細かいところを合わせ込めば、もう少しはタイムはアップできる感触はあります。明日は路面が良くなれば、1分35秒台はもっと多くのマシンが行くでしょうね」
「SF19は乗っていてS字のコーナリングでもすごく安定していて、ダウンフォースが強いんだろうなと感じます。SF14と比べては、タイヤが幅広になった影響も大きいと思います。鈴鹿ではどのコーナーでも進入速度がSF14より高くて「これで曲がれるかな?」と思うスピードでも普通に曲がることができる。去年まではコーナリング中に切り足しても曲がらなかった部分が、きちんと曲がります。ダウンフォースも強いと思うので、S字の中でも今まで以上にアクセルを踏んでいけます」
「雨上がりの最初のテストの初日ですので、2番手タイムですけどあまり気にしていないですし、個人的には冬のテストで速くても、シーズンに入ったらダメになってしまうというケースがよくあるので、今日速かったのはいいことですけど、まずは開幕に向けてきちんと合わせられるかが重要だと思っています」