投稿日: 2019.06.25 11:17
更新日: 2019.06.25 17:47

ホンダ 2019スーパーフォーミュラ第3戦SUGO レースレポート


スーパーフォーミュラ | ホンダ 2019スーパーフォーミュラ第3戦SUGO レースレポート

 スタートでは大きな波乱もなく、#1 山本を先頭に、#50 アウアー、#65 牧野、#51 ハリソン・ニューウェイ(B-Max Racing with motopark)がレース序盤を引っ張りました。また、#16 野尻と#5 福住は早めにタイヤ交換を済ませたドライバー集団の先頭に立っていました。

2019スーパーフォーミュラ第3戦SUGO スタート
2019スーパーフォーミュラ第3戦SUGO スタート

 もっとも、#17 塚越は序盤のピットストップに手間取って後退し、#51 ニューウェイはピットストップ時のアクシデントでリタイア、#65 牧野はピットストップ直後にコースオフするなどして後退。さらに、序盤のピットストップから4番手までばん回していた#16 野尻は#50 アウアーを抜こうとしてコースオフし、グラベルベッドに停まり1回目のセーフティカー導入の原因を作りました。

 レース最終盤、タイヤをソフトからミディアムへ履き替えた#1 山本と#51 アウアーが無事にピットストップを済ませワンツー体制を築くものの、コース上に停止する車両が発生したため2回目のセーフティカー導入。このセーフティカー明けに#50 アウアーは周回遅れに詰まり2番手の座を明け渡しました。

 それでもホンダ勢は#1 山本がライバルを寄せ付けない走りで今季初優勝を飾り、#50 アウアーも初の3位表彰台に立ちました。また、#5 福住は第2戦に続いての5位入賞を果たしました。

2019スーパーフォーミュラ第3戦SUGOで初表彰台3位を獲得したルーカス・アウアー(B-Max Racing with motopark)
2019スーパーフォーミュラ第3戦SUGOで初表彰台3位を獲得したルーカス・アウアー(B-Max Racing with motopark)
2019スーパーフォーミュラ第3戦SUGO 表彰台
2019スーパーフォーミュラ第3戦SUGO 表彰台

大湯都史樹がレース2でF3初優勝を飾る

 なお、同週末に開催された全日本F3選手権シリーズ第4大会にTODA RACINGから出走した大湯都史樹は、第9戦では6番グリッドから5位入賞、第10戦では2番グリッドから全日本F3初優勝を飾りました。

コメント
山本尚貴(優勝)

「チームを移籍して初めての優勝。その優勝もポール・トゥ・ウィンという形で、完ぺきな勝利を挙げられました。非常にうれしく思うと同時に、すばらしいクルマを用意してくれたチームとスポンサーの皆さんに感謝しています」

「ポールポジションスタートなので、セーフティカーのことも考えましたし、いろいろな状況を想定して計画を立てたものの、結果的にはポールポジションなのでスタートを決めて、逃げきるレースをしようと、戦略的に今回はそう決めました。レースの展開にも恵まれて、セーフティカーは入ったものの、ほとんど影響のないタイミングでした。引き続きタイトル獲得に向けて、しっかりと地に足をつけてがんばりたいと思います」

ルーカス・アウアー(3位)

「B-Max Racing with motoparkにとっても僕にとっても、スーパーフォーミュラで初めての表彰台。チームに感謝していますし、彼らにはおめでとうと伝えたいです。新しいチームで参戦3戦目にして表彰台に立てたのは光栄ですし、とても幸せです。3位はチームにとっても自信につながります。今後のシーズンの結果にもつながると思います」

「レースは相変わらずエンターテインメントでした。スタートはよかったですし、最初の2、3周もよく、ソフトタイヤでのロングスティントもうまくこなせました。ピットストップで3番手へ順位を落としてしまったのは少し悔しいですが、前の選手がミスをしてコースアウトしたので再び2番手になりました。しかし、レース終盤で周回遅れのマシンに引っかかってしまい、再び3番手へ落ちてしまったのは残念です」

大湯都史樹(全日本F3選手権:第9戦 5位/第10戦 優勝)

「最後までトップを維持できたのは、チームの皆さんがマシンを完ぺきな状態で送り出してくれたからです。スタートに関して、決まった感触はありましたが、今までは決まったと思っても前へ出られなかった状況が続いていました。ただ、今回はブラックアウトのタイミングと同時くらいに反応はよかったです」

「(セーフティカーもあって後続車に迫られていたため)たぶん、心拍数は200くらいあったと思います。ずっとプレッシャーを感じながら走っていました。1回優勝できると流れをつかめるとも言いますし、今年はもう1大会スポーツランドSUGOでレースがあるので、これを機会に次も勝ちを狙っていきたいと思います」


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