P.MU/CERUMO・INGING 2021スーパーフォーミュラ第3戦オートポリス 決勝レポート
2021 SUPER FORMULA
P.MU/CERUMO・INGING Race Report
第3戦オートポリス 気温22度 路面温度22度
4月25日(日)<決勝>
天候:雨 コース状況:ウエット
#38 坪井翔 決勝リタイア
#39 阪口晴南 決勝2位
決勝日、サーキット周辺は、朝から雨と霧の不安定な天候。晴れることがなく降雨と霧による視界不良に翻弄され、スケジュールが定まらない一日。サポートレースのリスケジュールが繰り返され、スーパーフォーミュラのフリー走行も天候回復の目途が立たずキャンセルとなった。
その後、チーム代表が招集され、オーガナイザーと話し合いが持たれ、正午の時点でレースを実施することは確定した。
グリッドウォークの際に奇跡的に雨は止み、お客様もホームストレート脇に入場できスタート進行が進む。当初の予定より大幅に遅れ14時55分に決勝(42周)のフォーメーションラップがスタートした。
決勝
5番グリッドからの坪井は、スタートで若干出遅れ、それを取り戻そうとした矢先、1コーナーで20号車へ接触してしまう。リスタートを試みるもクルマは動かず、残念ながらオープニングラップでリタイアとなった。
一方、3番手スタートの阪口は、スタートは良かったもののオーバースピードで止まり切れず1コーナーで飛び出しオープニングラップは5番手。坪井のアクシデントでセーフティーカーが導入された。
5周目、レースが再開。セーフティーカー解除直前に19号車がコースオフし、阪口は4番手へ。8周目15号車を容易にパス。11周目に雨量が増してきて、セーフティーカー導入された。
13周目、天候の悪化により安全を鑑み赤旗が呈示、14周目グリッドにクルマを停めた。赤旗呈示中、タイヤ交換、タイヤの内圧の調整が許可された。再び霧が立ち込めるも、グリッドに停車したマシンはレース再開に備え、暖機も許可された。再開の目途が立たずマシンを降りるドライバーも。16時20分、レース再開がアナウンスされるも、天候が悪化しディレイ。
レース開始から90分経過の16時30分、大会組織委員会と審査委員会がレース終了を宣言し、阪口の3位表彰台が確定した。
18時20分に、2位となった松下信治選手にペナルティが出され、阪口は2位と発表された。参戦3戦目で今後の自信に繋がる表彰台獲得。悪天候の中で、最初のミスへのリカバリーと非常に冷静にレースをして得た結果はとても喜ばしい。
坪井にとっては悔しいレースとなった。決勝に自信があっただけに残念な結果。しかし、昨年2勝も挙げた実力は、今季必ず花開くと信じ焦らず次に臨みたい。
次戦第4戦は6月19日(土)、20日(日)スポーツランド菅生(宮城県)で開催される。
■コメント
#38 坪井翔
「今日の決勝は、スタートの1コーナーで20号車に接触してしまい、そこでレースが終わってしまいました。ぶつけてしまった平川亮選手、チームインパルのみなさまには、大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。申し訳ありませんでした」
#39 阪口晴南
「表彰台獲得出来て良かったです。スタートは、クラッチミートがうまくいって、蹴り出しはうまく行きました。しかし、1コーナーでオーバーランからコースオフしました。そこは自分のミスです。そのあと1台リカバリーして4位でSCになりました。最後はタイヤも変えてもうひと勝負したかったですね。霧で視界不良ですので中止は正しい判断だと思います」
「ウェットは鈴鹿のテストからフィーリングも良く、ドライは、鈴鹿のレースをもとに考える必要がありますね。次は優勝できるよう頑張りたいです」
立川祐路監督
「坪井は、スタートの1コーナーで接触してしまいレースを終えました。ぶつけてしまった平川選手には申し訳なかったと思います。上位を狙える位置からのスタートだっただけに残念でした。阪口の方は、スタートをうまく決めて1コーナーで2位に上がったように見えたのですが、コースオフして5番手。そのあと自分で挽回して3位まで戻ったところで、赤旗からレースが終わりました」
「良いレースをしましたし、今週は予選から上位にいて良い展開だったので、そこで初表彰台を獲得したのは良かったと思います。次は、優勝を目指してがんばりたいと思います」