更新日: 2021.08.29 18:13
野尻智紀「真後ろの選手をマークして作戦を取ると決めていた」。関口雄飛「野尻選手が速すぎた」【第5戦もてぎ決勝トップ3会見】
関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)
決勝:2位
「スタートと1周目で狙っていましたが、それがうまくいかなくて。そこからコース上でオーバーテイクというのは難しいとはわかっていたのですけど、予想通りの結果となりました」
「(野尻に追いつける可能性はほぼなかったという感じだったのか、という問いに対し)日曜フリー走行と8分間のウォームアップではすごくいいタイムが出てました。それは燃料も満タンで中古タイヤという状況でのタイムだったので、もしスタートで前に出れなくても、作戦でアンダーカットやオーバーカットで、と思っていました。しかし、決勝を走ってみたら野尻選手が速すぎて……。速すぎて無理でしたね」
「10周目のピットインは作戦通りだったのか、という問いに対し)そうですね。あらかじめ10周くらいで入るというのは決めていました。そこでアンダーカットしたかったのですけどね」
「(レース終了直後は機嫌が良さそうに見えたが、2位という結果には満足か、という問いに対し)そうですね。出し切った結果なので。次戦も引き続きもてぎで開催されるので、野尻選手に追いつけるようにしっかりと準備して、第6戦での優勝を目指して頑張ります」
松下信治(B-MAX RACING TEAM)
決勝:3位
「スタートしかないなと思ってチャンスを狙っていましたが、あまりスタートがうまくいきませんでした。普段僕はスタートを得意としているので、関口選手、野尻選手と絡めるかなと思って狙っていたのですが、スタートがうまくいかなかった時点で、あとは着いていくだけのレースになりました。ピットでもTEAM MUGENとcarenex TEAM IMPULはミスもしないし、そういう部分でも隙がなかったなと思います」
「レースペース自体も(上位勢は)同じような感じだったと思いますけど、野尻選手が少し頭ひとつ抜けていたのかなという印象です。後半carenex TEAM IMPULの平川亮選手がストラテジーの違いで状態のいいタイヤで僕の後ろに来ましたが、『ここは絶対に行かせない』という思いで、なんとかポジションを守れたのでよかったです」
「(ピットインのタイミングは作戦通りだったのか、という問いに対し)アンダーカット、オーバーカットのこともあるので周りと合わせないといけないので事前に作戦は決まっていませんでした。まず関口選手が入って、そのあとに野尻選手が入って。僕はコース上でひとり飛ばしたのですけど、ペースが彼らと比べてもよくはなかったので『じゃぁ、入っちゃおう』と。少しメリハリのない作戦となってしまったので、そこを次の課題として頑張りたいなと思います」
「(終盤の平川とのバトルについて)ここで抜かれたらダサいなと思っていましたし、僕はブレーキをすごく奥まで行くので『僕より奥に行ったら止まれないよ』っていう感じで入っていったのですけど、案の定『止まれなかったね』という感じでした。でも、観ていた方にとっては面白いバトルだったのではないでしょうか。3位でゴールできてよかったです」