更新日: 2023.10.15 01:03
muta Racing INGING 2023スーパーGT第7戦オートポリス 予選レポート
スーパーGT第7戦
AUTOPOLIS GT 450km RACE
オートポリス
予選:10月14日
天候:曇り
コース状況:ドライ
予選:1位
2023年スーパーGTシリーズ第7戦は、九州・大分県のオートポリスにおいて、このコース初の450kmレースとして開催。ドライバーは堤優威、平良響、そして加藤寛規の3名を登録しているが、従来同様、堤と平良のふたりでレースを戦う。13日の搬入日はこの時期としては平年並みの気温だったが天気は下り坂で、予選日の早朝には軽い降雨がありコースはうっすらと濡れていたが、公式練習が始まるまでにはほぼ乾き、その後はずっと曇天となった。
muta Racing GR86 GTは、最終戦のひとつ前のレースということで、51kgのサクセスウエイトを搭載しての参戦。最終戦までタイトル争いに残るためには、上位を狙いたいところ。
公式練習は曇天で気温16度、路面温度18度の9時25分にスタートした。セッション序盤から堤がクラストップのタイム1分43秒475を叩き出し14周で平良に交代。セッション後半は平良が担当しGT300の専有走行枠で1分43秒361のベストタイムをマーク。朝のセッションをトップで終えた。
10分間で争われる公式予選Q1は気温18度、路面温度25度というコンディションの15時にスタートした。muta Racing GR86 GTは13台のA組に区分され、平良がステアリングを握ってコースイン。3周かけてタイヤに熱を入れ残り2分となった4周目に、それまでのトップタイム1分43秒619を1秒以上更新する1分42秒600でトップに立った。その後はこのタイムを上回る車両はなく、A組トップでQ1を突破した。
公式予選Q2は15時53分にスタート。堤はコースインすると3周かけてタイヤを温め、セッションの最終盤にそれまでのトップタイムだった1分42秒141をブレイクし、コースレコードとなる1分42秒016をマーク。堤自身初となるポールポジションを獲得した。
明日の決勝(450km)は13時30分にスタートする予定。天気予報は晴れと伝えている。堤と平良というコンビでの初優勝を狙い、最終戦までタイトル争いに残るための大事なレースとなる。
堤優威
「チームが速いマシンを用意してくれました。今シーズンはずっと速かったのですがまとめきることができず、今回はしっかりまとめることができこの結果になったのだと思います。やるべきことをやってポールを取れたのでうれしいしホッとしています。Q2を担当した経験は4回目ぐらいと少ないのですが、やっとポールを取れたというのは非常にうれしいですし、それがコースレコードだったというのは、この一年の速さをみんなに見せることができました。あとはチーム力で結果を残すだけです」
平良響
「残り2戦とも優勝するしかないという気持ちでこのレースを迎え、ポールポジションを取れたということに関してはホッとしています。練習走行から調子、タイヤとクルマのマッチングなどすべてが良くトップを取れて、予選もQ1、Q2もトップとすべてのセッションでトップを取れたのは良かったと思います。Q1からQ2にかけてドライビングやタイヤのウォームアップなどいろいろな情報を堤選手と共有できましたし、僕の仕事としては良かったのかなと思います」
加藤寛規
「ふたりとも今シーズンずっと一緒にやってきていますが、彼らの強みや弱みをコントロールしながらまとめるのが僕の仕事だと思ってやっています。今日は彼らがうまくまとめてくれました。ドライバーとしてミスなくやれたことが、非常に良い結果になったのだと思います。ただ本当に欲しいのは明日の優勝です。今日の結果は素直に喜んで、明日に向けて仕切り直しで頑張っていきたいと思っています」