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投稿日: 2017.03.23 22:53
更新日: 2017.03.24 00:32

今年も濃密度100%!? スーパーGT岡山公式テストで見えてきたGT300開幕戦力図


スーパーGT | 今年も濃密度100%!? スーパーGT岡山公式テストで見えてきたGT300開幕戦力図

■精度を高めたチャンピオン

 今回、速さをみせた2016年チャンピオンのVivaC 86 MCは、今シーズンもやはり速さを発揮しそう。少なくとも得意とする岡山では、優勝候補の筆頭にあげられるだろう。ちなみに、今回第3ドライバーに登録されていた土屋武士だが、最終的には一切クルマには乗らず、エンジニアリングに徹した。

 そんなVivaC 86 MCだが、今シーズンに向けた改良はサイドステップの部分程度(ちなみに、つちやエンジニアリングらしくアルミ製)。しかし、土屋によれば「去年から何が違うのかというと、『精度を上げた』」という。

「ほとんど変わってはないけど、ダンパーやバンプラバーひとつ、取りつけのブラケットのカラーひとつだったりと、ビシッと出るように測定した。やり始めたら凝り過ぎちゃって(笑)。クルマのことを勉強しながら、自分でやってる」と土屋。

「やればやるほどいろんなものが見えてくる。クルマはもうできあがっていると思っていたけど、このベースにもっと先があると思って見ていった。ちょっとずつやるとすべて数字でも反応してくれたので、すごく面白い」

 その精度向上がさっそくテストでは発揮されたかたちだが、今季は新たに土屋に代わってステアリングを握る山下健太のパフォーマンスが結果に直結しそうだ。土屋も信頼を置くドライバーで、今季はスーパーフォーミュラ参戦も決まるなど実力は折り紙付き。「500の抜かせ方にはけっこう自信があります」というが、実際のレースではどうなるだろうか?

2016年王者のVivaC 86 MC。山下健太のパフォーマンスがカギか。
2016年王者のVivaC 86 MC。山下健太のパフォーマンスがカギか。


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