LMcorsa スーパーGT富士公式テスト 1日目レースレポート
LMcorsa レースレポート:SUPER GT 第2回公式テスト・富士スピードウェイ
LM corsa Super GT, Racing Reports 2017 Vol.3
Official Test:FUJI INTERNATIONAL SPEEDWAY.
2017/03/25
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今シーズン2回目となるAUTOBACS SUPER GTシリーズの公式テストが、3月25〜26日まで富士スピードウェイで2日間行われる。先週、岡山国際サーキットで第1回テストが開催されているため、2週続けての本格的なテスト走行となった。
これにより、2週間後に控えた開幕戦に向けて新型車両「SYNTIUM LMcorsa RC F GT3」を最終的に仕上げていくことになる。
今回の富士テストは、24日(金)に初日となる25日(土)のタイムスケジュールが次のように変更された。
セッション1の走行時間は2時間の予定が20分追加され2時間20分に、セッション2の走行時間は2時間の予定が40分追加され2時間40分に。走行時間が増えたことで、よりマシンを仕上げていくチャンスを得たことになる。
しかし、24日は3月下旬とは思えない寒さで、真冬に戻ったような状況であった。チームは、岡山テストに引き続きマシンとタイヤのマッチングを中心にテストを行う予定であったが、この寒さによりタイヤが本来の機能を発揮してくれない状況に見舞われてしまう。
そして、午前10時にスタートしたセッション1は、飯田章選手がドライブを担当。
ピットインを繰り返し、マシンのセッティングを色々と変更しながら走行を重ねていく。マシンセットアップに関するデータ収集を中心に、タイヤとマシンのマッチングに関しても探っていく。
というのも、翌日に予定されている2日目のテストは、天候が崩れ雨か雪の予報となっているからだ。ドライ状況でなるべく多くのデータを集め、開幕戦、強いては第2戦の舞台となる富士における準備を進めていくことになる。この積み重ねがマシンを進化させ、レースでの好結果に結びつくはずだからである。結果、セッション1を担当した飯田選手は46周を走行。
午後2時からスタートしたセッション2は、吉本大樹選手がドライブを担当。午後になっても気温は上がらず、午前中同様にタイヤが思ったような働きをしてくれない状況に。そのため午後はロングラン走行も予定されていたが、午前中同様にデータ収集を中心にしたプログラムへと変更。吉本選手もピットインを繰り返しながら、様々なセットアップをトライしていき計58周を走行。
今シーズン、新型車両を投入しただけに今回収集したデータを解析していくことで、マシンは開幕戦に向けて進化を遂げていくことだろう。
今後、チームとドライバーがどのような活躍を見せるのか楽しみだ。
なお、2日目となる26日(日)は、セッション3が午前9時30分〜午前11時30分までの2時間、セッション4が午後1時45分〜午後3時30分までの2時間が予定されている。
初日結果
セッション1
飯田章 1分38秒532(37周目/46周)/クラス24位
セッション2
吉本大樹 1分38秒434(15周目/58周)/クラス26位