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投稿日: 2024.10.25 15:27
更新日: 2024.10.25 15:28

TGR TEAM Deloitte TOM’S 2024スーパーGT第7戦オートポリス レースレポート


スーパーGT | TGR TEAM Deloitte TOM’S 2024スーパーGT第7戦オートポリス レースレポート

土曜日の天候不良により、1日で予選・決勝をこなす日程に変更
予選14番手から粘り強く追い上げ、8位入賞でランキング2位を維持

 2024 AUTOBACS SUPER GT Round7 AUTOPOLIS 3Hours RACEが、10月19日(土)~20日(日)に大分県のオートポリスで行われた。天候不良により土曜日の走行セッションが全てキャンセルとなり、日曜日に予選と決勝を行う“ワンデースケジュール”に変更となった。#37 Deloitte TOM’SGRSupra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)は、途中、セーフティカー導入の関係でピットインのタイミングを逸する場面があったが、14番グリッドから追い上げて8位入賞を果たした

予選

天候:曇り 気温:12℃ 路面温度:13℃

天候不良により予選日程が変更。好感触を掴むもタイミングが合わず
14番手と悔しい結果に終わる

 シーズンの中で唯一の九州開催となるオートポリス大会だが、土曜日は天候不良にみまわれ、午前の公式練習は濃霧による視界不良でセッション中止。午後に予定されていた公式予選も豪雨の影響で走行が難しくなり、翌朝に順延されることとなった。

 スケジュールの変更に伴い、通常とは異なる30分間の計時方式に変更された。前戦の優勝で96kgのサクセスウエイトを積むことになった37号車は、笹原が乗り込んでタイム更新を狙った。前日に降った雨の影響でセッション序盤は路面の一部が濡れている為、各車ともウエットタイヤを装着。

 その中では上位に食い込む走りを披露していた。路面が乾いたセッション終盤でスリックタイヤを装着し、さらにタイム更新を狙っていったが、ウォームアップ中の他車に引っかかりうまくタイムを上げることができず。最終的に14番手に終わり、3時間で争われる決勝レースで巻き返しを目指すこととなった。

ドライバー 笹原右京

「最初ウエットタイヤでコースインした時は調子が良さそうだったので、ドライコンディションになった最後のアタックも期待していましたが、うまくタイミングが合わず他のクルマに引っかかり、タイムを上げられませんでした」

ドライバー ジュリアーノ・アレジ

「今回は土曜日に全く走行ができなくて、予選も担当しませんでした。決勝前のウォームアップで今週末初めて乗ることになり、手探りなところはありましたが、良い手応えを感じることができました。決勝も力強く戦えそうです」

チーム監督 ミハエル・クルム

「今回は予選が日曜日の朝に行われることになりましたが、サクセスウエイトの影響があったにせよ良い予選にすることができませんでした。最後にタイムアタックしたタイミングが悪く14位で終わったのは悔しいです」

レースエンジニア 大立健太

「燃料リストリクターの影響はありましたけど、同じような量のサクセスウエイトを積んでいるライバルの走りをみると、選択したタイヤやセッティングを含めて、もう少しやりようがあったのかと思います。なんとか追い上げたいです」

Deloitte TOM’S GR Supra
2024スーパーGT第7戦オートポリス Deloitte TOM’S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)

決勝

天候:晴れ 気温:14℃ 路面温度:21℃

展開に恵まれない場面があるも、粘り強く追い上げて8位入賞。ランキング2番手を守る

 今回は3時間で争われるため、途中で給油を伴うピットストップが2回必要となる。14番手スタートの37号車は、いつもとは異なりアレジがレース序盤を担当し、中盤と終盤の2スティントを笹原がドライブする作戦をとった。

 96kgのサクセスウエイトがありながらも、前を走るライバルに離されることなくしっかりと周回を重ねていったアレジ。32周目に1回目のピットストップを行い笹原に交代すると、さらにライバルを追い抜いて行き8番手に浮上した。

 その後も順調な走行をみせていたが、ポジションを争うライバルが2回目のピットストップを済ませた直後にアクシデントが発生し、セーフティカーの導入となった。これで37号車はピットに入るタイミングを逸してしまい、レース再開後の68周目にピットイン。上位を狙えるペースがあっただけに悔しい展開となったが、最後まで諦めずにライバルを追い続け、8位でチェッカーフラッグを受けた。

Deloitte TOM’S GR Supra
2024スーパーGT第7戦オートポリス Deloitte TOM’S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)

ドライバー 笹原右京

「レース中に何度かセーフティカーが入り、その度に再開後は防戦一方の展開となりました。3段階目の燃料リストリクター制限もあって苦しい部分もありましたが、最終スティントでは36号車と変わらないペースで走れたことは大きな進歩だったと思います」

ドライバー ジュリアーノ・アレジ

「燃料リストリクターが3ステージ目に入ったレースで、かなり厳しい状況でしたが、うまく行けば5位か6位くらいまで行けたレースでした。セーフティカー導入のタイミングが我々に味方しなかったのは残念ですが、そのなかで8位になれたのは良かったです」

ジュリアーノ・アレジ/笹原右京(Deloitte TOM’S GR Supra)
2024スーパーGT第7戦オートポリス ジュリアーノ・アレジ/笹原右京(Deloitte TOM’S GR Supra)

チーム監督 ミハエル・クルム

「2回目のピットに入ろうとしたところでセーフティカーが出て、それで順位を落とすことになりました。残念ではありますが、レースではこういうこともあります。そのなかで37号車メンバーはみんな頑張ってくれました」

レースエンジニア 大立健太

「今回はジュリアーノにスタートを担当してもらいましたが、燃費をセーブしながら前方にしっかり付いていってくれました。1回目のピットでうまく順位を上げられましたが、2回目のピットではセーフティカーのタイミングで順位を落とす結果となりました」

チームオーナー 舘信秀

「36号車と同様にセーフティカー導入のタイミングが影響しましたが、燃料リストリクター制限が3段階目に入るなか、右京とジュリアーノのふたりがよく頑張ってくれました。不運はありましたが、結果的に8位で終えられて、少しでもポイントを獲得できたということは大きいと思います。チャンピオン争いにも絡んでいるので、残りの2戦が非常に楽しみです。引き続き、たくさんの応援をよろしくお願いいたします」

Deloitte TOM’S GR Supra
2024スーパーGT第7戦オートポリス Deloitte TOM’S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)


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