更新日: 2018.08.16 16:38
2018年夏開催の『鈴鹿10時間』の概要発表。インターコンチネンタルGTの得点も
■ドライバーカテゴライズはなし。IGTCポイントも付与
また、参戦に関する詳細も発表されている。ドライバーについては、国際Cライセンス以上の所持者で1チーム3名までと定められており、これが全チームに適用となる。つまり、プラチナやゴールド、ブロンズといったカテゴライズがないため、3名がプロドライバーでもOKということだ。これはスーパーGT300チームにとっては参戦しやすい環境と言えるだろう。
また、BoPはJAF-GT車両含む全車がSROモータースポーツグループとGTアソシエイションが協議して決定する。参加カテゴリーとしてはGT300車両、スーパー耐久ST-X車両、FIA-GT3車両と定められているが、GT300とST-Xは当該年のシリーズエントリーチームとされている。また、主催者インビテーションチームに加え、『次世代車両開発を対象としたカテゴリーが設定される場合がある』というのが気になるところだ。
タイヤについては、3月の時点で「ワンメイクになるだろう」とSRO代表のステファン・ラテルが語っていたが、今回の発表でワンメイクが決定した。供給メーカーは主催者指定で、決定次第発表されるという。これまでのSROイベントの実績を考えると、ピレリ、もしくはヨコハマが有力だろうか。
シリーズポイントについても発表されているが、スーパーGT300、スーパー耐久についてはシリーズポイントの付与はなし。シーズンからは独立したイベントとなる。一方で、インターコンチネンタルポイントの付与があることから、インターコンチネンタルGTチャレンジに参戦するメーカーのワークス格チームの参戦が期待できる。
2017年のインターコンチネンタルGTチャレンジのマニュファクチャラーランキングには、現在アウディ、ベントレー、マクラーレン、メルセデスベンツが登録されている。これらのメーカーの有力チームの参戦の期待が大いに高まったと言えるだろう。