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投稿日: 2017.07.24 22:42

Audi Team Hitotsuyama 2017スーパーGT第4戦SUGO レースレポート


スーパーGT | Audi Team Hitotsuyama 2017スーパーGT第4戦SUGO レースレポート

▱決勝

7月23日、スポーツランドSUGOは朝から雨が降ったり止んだりのあいにくの空模様に見舞われました。この状況はスタートまで続き、各チームは最後までタイヤの選択に悩まされました。Audi Team Hitotsuyamaは、リスクを取ることなくレインタイヤを装着し、柳田にスタートを託しました。

ウェットコンディションでスタートした決勝は、スリックタイヤでギャンブルに出たGT500のマシンがGT300のマシンに追い抜かれるなど混乱の幕開けになりました。序盤14番手に順位を落とした柳田でしたが、その後は落ち着いた走りで31周目には11番手までポジションを回復。その柳田から路面コンディションについて報告を受けていたチームは、スリックタイヤへの交換を決め、早めのピットストップに向けて動き出しました。

その矢先、柳田のHitotsuyama Audi R8 LMSにGT300クラスのマシンが接触し、柳田はスピン。15番手までポジションをダウンしたものの、目立ったダメージがなかったことから、そのまま6周を走り続けた柳田は38周を終えたところでライアンと交替しました。

その頃コース上ではGT500のマシンが最終コーナーでクラッシュし、セーフティカーが導入。これによりライアンのHitotsuyama Audi R8 LMSはピットストップのロスタイムを埋めることができたばかりか、ドライバー交替を済ませたチームのなかでは上位のポジションとなり、一気に優勝が近づくという状況に恵まれたのでした。

ところが、セーフティーカー先導中の最終コーナー手前で、Hitotsuyama Audi R8 LMSの右リヤタイヤが脱落。それでもライアンはピットレーンまでマシンを戻しますが、セーフティカー導入中によりピットレーンは閉鎖されており、ライアンはペナルティ覚悟でピットを目指さざるを得ませんでした。

その後、Hitotsuyama Audi R8 LMSは再びコースに復帰し、ライアンが1分20秒台の好タイムを刻みますが、60秒のペナルティストップも響いてもはや入賞のチャンスはありませんでした。最終的にはトップから6周遅れでゴール、辛うじて完走を果たしました。

決勝結果
P1 #11 GAINER TANAX AMG GT3 平中克幸/ビヨン・ビルドハイム
P2 #50 Ferrari 488 GT3 都筑晶裕/新田守男
P3 #25 VivaC 86 MC 松井孝允/山下健太
P20 #21 Hitotsuyama Audi R8 LMS リチャード・ライアン/柳田真孝

Hitotsuyama Audi R8 LMS

チーム代表 一ツ山亮次のコメント
決勝スタートでレインタイヤを選択したのは正解でしたし、レースが落ち着いてくると柳田が良いペースで何台かをオーバーテイクしてくれました。その柳田がピットインした周にたまたまセーフティカーが導入されたおかげで、ピットアウト後はGT 3 0 0の隊列の後ろに着くことができましたし、前のマシンはいずれもドライバー交替が控えていましたので、優勝も狙える位置を手にしたわけですが…… 。

しかし残念ながら、右リヤタイヤの脱落により勝負権を失うことになりました。終盤、ライアンのペースはトップを走るマシンを上回っていただけに、あのまま走っていたら……と思うと本当に残念です。

これまで不運が重なるレースが続き、ここ菅生でも最後まで“魔物”につきまとわれましたが、なんとか富士では挽回したいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いいたします。

Official Facebook page of Audi Team Hitotsuyama.
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