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投稿日: 2017.07.31 10:58

30号車TOYOTA PRIUS apr GT 2017スーパーGT第4戦SUGO レースレポート


スーパーGT | 30号車TOYOTA PRIUS apr GT 2017スーパーGT第4戦SUGO レースレポート

公式予選Q1 7月22日(土)13:10~13:31

 公式予選を間近に控え、いよいよ雨が降り始めるも、小粒でしかも長くは続かず。結局、ドライコンディションを保ったままで計測開始となった。今回もQ1担当は佐々木選手。
 
 一瞬、雨が降ったとはいえ、依然温度は高いままで気温は28度、路面温度は36度。そこでアウトラップに、もう1周をウォームアップに充てた後、「#30 TOYOTA PRIUS apr GT」によるアタックが開始される。
 
 まずは1分20秒480をマークし、8番手につけた佐々木選手。しかし、その直後に3コーナーでコースアウトした車両があり、赤旗が出されて計測は中断。だが、間もなく再開されて、残り計測時間は10分間とのアナウンスが。
 
 ピークの長いヨコハマタイヤであれば、さらにアタックは可能であったのだが、再開されても「#30 TOYOTA PRIUS apr GT」はピットを離れず。ハイブリッドシステムに、エラー表示が出ていたのが原因だ。メカニックが必死に修復を試みるも、Q1の時間内では解消できず……。
 
 再開後に、ほとんどの車両がタイムアップに成功していたため、通過できると思われたQ1は不発状態のまま、結局24番手に留まってしまう。
 
 決勝の苦戦は免れそうもないが、12列目のグリッドから「#30 TOYOTA PRIUS apr GT」は、果たしてどこまで追い上げなるか。永井選手と佐々木選手の力走に期待がかかった。
 

コメント

永井宏明選手
「朝の公式練習ではクルマも速かったので、きっと孝太選手がQ1を楽々クリアして、Q2まで僕にバトンタッチしてくれるんじゃないかと期待していたんですが、残念ながら……。」

「流れは良いと思っていたのですが、そう簡単にはいかなかったですね。明日の天気がきになるところですが、仮に朝から降ったとしても、決勝の時にドライになっていれば、お客さんも気持ちよく観戦してくれるでしょうし、僕たちも気持ちよく走れるでしょうから、それを願っています」

「とにかく順位を上げていくしかないので、ふたりでポジションアップできるように走っていきたいと思っています」

佐々木孝太選手
「BoPに関しては、これでようやく兆しが見えるのかな、という感じです。ここのサーキットはミッドシップのプリウスには強いだろうし、何回かテストを行ってクルマのバランスはだいぶ良くなっていたので、けっこう期待していました」

「実際、公式練習はあんまり走っていないけど、天候もタイヤ的にもQ1は問題なく通るだろうという手応えはあったんで、しっかり通って永井さんにバトンを渡して、ちょっとでも前で……と思ったんですが、思うとおりにはなりませんでした」

「決勝は天候が分からないので、でも雨になってもヨコハマが得意なハーフウエットになれば、またチャンスは訪れると思うし、とりあえず原因をしっかり見つけて直してもらって、仕切り直してみせます」

金曽裕人監督
「今回からBoPが改められて、リストリクターが昨年と同じになったことからエンジンは元気になりました。実際に公式練習では、そのあたりは確認できて我々としても期待するところもあったのですが……。まともなアタックをさせずに終わって、申し訳なく思います」

「ハイブリッド側にエラーが出てしまいました。物のエラーではなく、プログラム的なエラーで、予選の時間内に解決することができず、不発に終わってしまいました」

「クルマのバランスやタイヤのフィーリングには、練習走行や公式テストで自信を持っていただけに、非常に残念でなりません。心配なのは決勝の天気。雨が降ることなく、ドライで走らせたい」

「永井選手はSUGOでかなり練習したし、かなり自信を持って走れるようになっていたから、本当だったらかなりハッピーな1日だったはずなんです。本当に申し訳ない。決勝までにエラーの原因を探って、再発防止をしないといけません」


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