スーパーGT:SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 2017年第7戦タイ レースレポート
SUPER GT Rd7 THAI
OTG MOTOR SPORTS QF & Final
#60SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
シリーズ唯一の海外ラウンドとなる「Chang SUPER GT RACE」が、タイ東部にあるブリーラム県のチャン・インターナショナル・サーキットで開催された。
LMcorsaは前戦の鈴鹿サーキットラウンドで、予選Q2に進出し6番グリッドを獲得。決勝レースでは、飯田章と吉本大樹の二人のベテランドライバーが安定したラップを重ね、表彰台にあと一歩と迫る4位でチェッカーを受けた。
鈴鹿サーキットラウンドでシーズン最高位を獲得しチームの士気も上がり、タイラウンドを迎えることになった。第7戦のスケジュールは、10月7日(土)に公式練習と予選、8日(日)に66周に渡る300kmの決勝レースが実施される。
まず、7日の10時から公式練習が実施されたのだが、開始1時間前にサーキットをスコールが襲う。そのため、公式練習の前に予定されていたレースがディレイしたため、10分遅れの10時10分に39台のマシンがコースイン。SYNTIUM LMcorsa RC F GT3は、最初に第一ドライバーを務める飯田がステアリングを握る。
スコールは上がったものの、路面はウエットコンディションだったためレインタイヤを装着。路面コンディションとマシンをチェックした後に、スリックタイヤにチェンジ。18周を周回したところで吉本に乗り換える。
吉本はユーズドタイヤを履いているものの、1分34秒029のタイムをマークして公式練習を13番手の結果で終えた。
<予選>
公式練習終了から約3時間のインターバルを経た15時に開始された予選Q1。公式練習の序盤からコースに陽が差していたが、13時を過ぎると、サーキットはふたたびスコールに見舞われてしまう。
雨は止んだが、コースに水たまりができる難コンディションで予選Q1は実施された。ウエット宣言が出されたため、全車がレインタイヤを履いてコースイン。SYNTIUM LMcorsaRC F GT3は、吉本がステアリングを握りタイムアタックを行なう。
公式練習の序盤にレインタイヤを履いていたが、そのときとコンディションが異なることや選択したタイヤがマッチせず思うようなタイムが出ない。苦しい状況のなかでも吉本はタイムアタックを続け、6周目に1分42秒256をマークする。
しかし、結果は21番手で予選Q2への進出を逃してしまった。ドライコンディションとマシンの状況は合っているので、決勝レースがウエットにならなければポイント圏内への追い上げが期待できる。