LEXUS TEAM SARD スーパーGT SUGO公式テストレポート
■6月19日(日):曇り
テスト2日目は、昨日とは打って変わって曇り空に。午前のセッション3が気温19度/路面温度24度の中、9時から開始された。昨日からセットを進めており、まずはヘイキがクルマのフィーリングを14周確認した後に、15周目から何種類かの新品ドライタイヤの評価を行うプログラムに進んだ。精力的にタイヤ評価を進めていき、35周目に1分11秒743とその時点の5番手タイムを叩き出したヘイキ。重いクルマの中では最上位と好タイムとなった。その後平手が39周目から、このセッションでヘイキが装着したタイヤのリピート評価を立て続けに行った後にダンパーの調整をしてフィーリングを確かめた。セッション3はトータル59周を走行し、1分11秒743の5番手タイムと好タイムをマークした。
午後のセッション4が気温21度/路面温度35度の中、13時20分から開始され、セッション始まりは恒例のセーフティーカー訓練が実施された。ヘイキがステアリングを握りGTAオペレーションに従って走行。SCが退去した9周目から実質的なテストが始まった。タイヤの内圧やダンパー調整をしながらテスト項目をこなしていき、まとめの意味で新品タイヤでチェック。その後、平手と交代して34周目からはこれまでテストしたタイヤの中から高評価のタイヤを選択してロングランテストを3セット敢行。1分14~15秒台の好ペースで周回を重ねた。セッション4はトータル83周の走行となった。2日目は142周とテスト距離を伸ばし、2日間で238周(881km)を走破したDENSO KOBELCO SARD RC Fは様々なテストプログラムをこなし充実した内容となった。
ヘイキ・コバライネン
「テスト序盤は中々タイムが上がらなかったけどセッティングが良い方向に進んで、重いながらもまずまずのタイムを出せたと思う。それに様々なテスト項目をこなしてクルマとコースのマッチングに理解が深まって、自分自身もコースへの理解が深まって前よりもずっとストレス無く走れるようになった。とても良いデータを得られたので大事にして次の鈴鹿、そして第4戦SUGOに臨みたいね。今回のテストタイムを見ても少しの差が大きな違いになって順位に影響すると思うので準備をしっかり整えていきたい。次戦も期待していて欲しい」
平手 晃平
「1ヶ月半振りの走行。セッティングやタイヤテストなどをたくさんのデータ取りができて、初日から2日目へとレベルアップすることができたと思います。重いなりにもしっかり走れて、データもかなりの収穫が得られたので、この後テストデータをよく分析して万全の状態で次に備えていきたいと思います。ライバル勢とタイム差が非常に接近しているので、細かい点まで突き詰めていきます。ハードワークが続きますが、引き続き熱い声援をよろしくお願いいたします!」