Excellence Porsche Team KTR スーパーGT第4戦SUGO レースレポート
Excellence Porsche 33
911 GT3 R
2016 AUTOBACS SUPER GT Race Report
Sugo
July 23 / 24 2016
Naoya Yamano / Tim Bergmeister
Qualify : 19rd (1’19″390) Race : 14rd (69Laps)
平成28年熊本地震の影響により、第3戦オートポリスがキャンセルになってしまったため、SUPER GTは約2ヶ月ほどのブランクが空くこととなったが、Excellence Porsche Team KTRはその間に行われた2回の公式テストに参加した。とくに、スポーツランドSUGOで行われたテストでは、好タイムをマーク。迎えた第4戦の舞台は、そのスポーツランドSUGOだ。
好成績が期待されるレースに向け、チームはしっかり準備を整えSUGO入り。なお、今回Bドライバーのヨルグ・ベルグマイスターがアメリカで別のレースに出場せねばならなかったが、心強い代役として、ヨルグの兄でポルシェで戦った経験が豊富な、ティム・ベルグマイスターを招聘した。
迎えた7月23日の予選日。7月も終わろうかという季節だったが、この日のSUGOは曇天で、季節外れの冷え込みとなった。ただ心配された雨は降らず、午前9時15分からの公式練習では、Aドライバーの山野直也が積極的に周回。途中ティムにステアリングに交代し終盤はふたたび山野へ。チェッカー間際に1分19秒363というタイムをマークし、6番手でセッションを終えた。
公式テストでの好調ぶりをそのまま保つすべり出しだったが、武田敏明監督は「まだまだ分かりませんよ」と言う。実際、この公式練習でもGT300クラスのタイム差は非常に僅差だったのだ。その武田監督の予感は、午後2時30分からの公式予選で的中する。予選Q1を山野が担当しアタックを敢行したが、Q2進出にわずかに届かぬ19番手となってしまったのだ。やはりここでもGT300はそのレベルを象徴するかのように驚異的な僅差。コンマ5秒変われば、予選トップ5も狙えたのだ。
「公式練習ではコンマ1秒に笑い、予選ではコンマ1秒に泣きましたね」と山野も苦笑い。ただ、Excellence Porscheに上位争いのポテンシャルがあることをチームは再確認した。