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投稿日: 2018.04.07 11:07
更新日: 2018.04.07 17:51

2018年のスーパーGT開幕。公式練習はWedsSport最速、その後のサファリでauがまさかの大クラッシュ


スーパーGT | 2018年のスーパーGT開幕。公式練習はWedsSport最速、その後のサファリでauがまさかの大クラッシュ

 セッションは9時39分に再開されると、各車一斉にコースイン。しかし、アトウッドの上り坂中腹でHitotsuyama Audi R8 LMSがストップ。ギヤボックスがスタックしてしまったようでけん引ができず、ふたたびの赤旗となってしまう。

 積載車でのマシン搬出後、9時55分にセッションが再開されると、GT300クラスではSUBARU BRZ R&D SPORTがトップに浮上。GT500クラスでもWedsSport ADVAN LC500が19秒台前半に入れ、10時を回ったところで両クラスの首位が入れ替わり、かつトップ3のタイヤメーカーが分かれる興味深い展開となっていく。

 混走時間も残り15分となったところで、1コーナー立ち上がりで今季から参戦を開始したCARGUY RacingのCARGUY ADA NSX GT3がスピン。幸いダメージはなく、コースへと復帰していくと、その黄旗掲示直前にはGT500クラスのKEIHIN NSX-GTが19秒台に突入し2番手に。トラブルを解消したHitotsuyama Audi R8 LMSもコース復帰を果たした。

 そしてセッション終盤となるGT300占有走行開始5分前にはワイパーを作動させるマシンも見え始め、1コーナー付近で雨が来たとの情報が聞こえるなか、LEON CVSTOS AMGがそのストレートエンドで止まりきれずにワイドラン。

 その後コース全体で雨脚が強まってくるが、天候変動の影響も最小限にGT500クラスは1分19秒323をマークしたWedsSport ADVAN LC500がトップをキープ。KEIHIN NSX-GT、MOTUL AUTECH GT-Rが続き、3車種、3タイヤメーカーがトップ3を分ける結果になった。

 一方、GT300クラスも1分26秒189のSUBARU BRZ R&D SPORTを先頭に、UPGARAGE 86 MC、ARTA BMW M6 GT3と、こちらも異なるタイヤメーカーがトップ3を分け、4番手にHOPPY 86 MC、そして王座防衛を期すグッドスマイル 初音ミク AMGが5番手につけ、順調にロングランをこなして混走時間終了となった。

 続く10時25分からのGT300占有走行は、コース上は急激に濡れウエットトラック宣言下でのセッションに。当然タイム更新はなく、各車ともレインの感触を確かめて10分間が終了。

 10時35分からのGT500専有走行枠も、各車がレインタイヤでの走行となり、混走時間の途中からコース復帰していたRAYBRIG NSX-GTの山本尚貴が自己ベストを更新。しかし、ガレージに収まっていた時間も長く、山本とバトンはライバルより短いマイレージしか稼げないまま、セッションを終えている。

 その後のサーキットサファリでは、まさかのアクシデントが発生した。au TOM’S LC500がアトウッドの進入でオーバーランし、スポンジバリアに激しくクラッシュ。マシンの右横やや後方からぶつかってしまい、リヤウイング、リヤハッチが吹き飛んだ。

 幸い、ドライバーに大きな怪我はなかった模様で、au LC500はその後自走でピットに戻ったものの、サーキットサファリは前代未聞の赤旗終了。スーパーGT開幕戦は初日から波乱の展開で始まることとなった。

 スーパーGT第1戦岡山の公式予選は14時45分スタート。このあとは天候も回復すると見込まれている。

UPGARAGE 86 MC
UPGARAGE 86 MC

ARTA BMW M6 GT3
ARTA BMW M6 GT3

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