更新日: 2018.05.14 11:04
30号車TOYOTA PRIUS apr GT スーパーGT第2戦富士 レースレポート
永井宏明選手
「イレギュラーな予選となり、我々は持ち込んだタイヤが正しいかもわからずに挑むこととなった。選択したタイヤの求めている路面温度に達しておらず、厳しい予選となったが明日は晴れの予報。後方からの追い上げにより、1点でもポイントを獲りたい」
佐々木孝太選手
「四輪脱輪でベストタイムが抹消され、後方に沈みましたが感触は悪くないので、明日は抜けるだけ抜いて永井選手にバトンを渡し、シングルフィニッシュを目標にします。それにしても、タイヤが温まらず、厳しい予選でした」
金曽裕人監督
フリー走行でタイヤの選択ができていれば、もっと展開は変わっていただろうし上位も可能だったかもしれません。今シーズンに入り、なかなか低温路面でのタイヤがマシンとマッチせず厳しい状況が続いております。速くここを打破しないと上位が望めない状況ですので、明日は考えられる作戦のベストを尽くし、あとは晴天を望みポイント獲得を目指します」
決勝レース(110周) 5月4日(金・祝)14:40~
決勝レース前に行われたウォームアップは、それまでまったく走っていないドライバーも多く存在していたことから、急きょ5分間拡大の25分間の計測となっていた。コンディションは上々。ゴールデンウィークの真っ最中ということもあって、周辺道路が渋滞するほどの大観衆を飲み込んだサーキットは、前日が消化不良気味だったこともあって、期待の様子が直に伝わってくるほどだった。
コースオープンと同時にピットを離れた#30TOYOTAPRIUSaprGTは、まず佐々木選手から走行を開始。1分41秒838を記録したところで、佐々木選手はピットに戻り、永井選手と交代、残りの15分間を任せることに。そして、チェッカーが振られた周に永井選手は1分40秒489をマークして、最終調整を完了することとなった。
スタートを担当したのは佐々木選手。なんとオープニングの1周だけで19番手にまで上がり、その後も3周目に1台、4周目にも1台、7周目にも1台、16周目にも1台とオーバーテイクを順調に重ねていき、ついに15番手にまで順位を上げていく。さらに早めのピットを行っていた車両もあったことから、13番手にまで浮上した28周目に永井選手と交代。入賞も決して不可能ではない位置まで上り詰めてきた。