LEXUS TEAM ZENT CERUMO スーパーGT第3戦鈴鹿 予選レポート
2018 AUTOBACS SUPER GT Report
SUZUKA GT 300km
第3戦 鈴鹿サーキット
ZENT CERUMO LC500
#38 立川祐路/石浦宏明
◆5月19日(土) QUALIFY
公式予選総合結果 10位(1分45秒987)
ポールポジションを獲得したものの、終わってみれば3位。表彰台は獲得したが、LEXUS TEAM ZENT CERUMOにとってやや悔しい結果に終わった第2戦富士スピードウェイから2週間。SUPER GTは第3戦の舞台となる鈴鹿サーキットでのレースウイークを迎えた。鈴鹿でのレースはこれまでの1000kmから300kmに変更されたほか、開催時季も8月から5月になり、いろいろな変化があることが予想された。
公式予選が行われた5月19日(土)は、朝は雲があったものの晴天。前夜に雨が降ったものの、ドライコンディションで午前9時からの公式練習を走ることができそうだ。前日、しっかりと準備を整えたZENT CERUMO LC500は、立川祐路にステアリングを託しコースイン。午後の公式予選に向けて走行を重ねていった。
その直後に行われたサーキットサファリの時間までも有効に使いながらZENT CERUMO LC500のセットアップを煮詰めていったLEXUS TEAM ZENT CERUMOは、公式練習では立川が18周をこなし1分48秒267というタイムを記録。また、交代した石浦宏明は10周を走り1分47秒099というベストタイムを記録する。ただ、この走行からライバルが速い。ZENT CERUMO LC500にはアンダーステアの症状があり、これを打開しライバルとのタイム差を詰めるべく、公式練習後チームは作業を進めていった。
この日の鈴鹿サーキットは非常に風が強く、チームは風に悩まされながらスケジュールをこなし、午後2時55分から予定されたGT500クラスの予選Q1に備えた。ただ、GT300クラスのQ1で赤旗中断があったため、当初の予定から10分遅れてQ1がスタートする。
ZENT CERUMO LC500のステアリングを握ったのは石浦だ。コースインし、チームの努力によってアンダーステアが改善していることを確認すると、タイヤに熱を入れアタックラップに備えていく。ただ風は冷たく、タイヤのウォームアップには非常に気を遣うコンディション。石浦は念入りにタイヤを温め、2分00秒181、1分55秒267と少しずつラップタイムを上げていくと、4周目にアタックに入っていった。