更新日: 2018.07.05 18:17
TEAM UPGARAGE 2018スーパーGT第4戦タイ レースレポート
2018 スーパーGT第4戦タイ レポート
期待のかかるラウンドもマシン機材不調の影響で無念のクラッシュ
【予選】
雨/ウエット
気温/路面温度 Q1開始時29度/35度
Q1:1’45.040 GAP 3.465 21番手/23台中 Dr.YUHKI NAKAYAMA
【決勝】
晴れ/ドライ
気温/路面温度 スタート時:32度/47度>20周時点:28度/38度、40周時点:29度/40度
2018スーパーGT第4戦は日本を離れタイのチャン・インターナショナル・サーキットにて開催された。前回の鈴鹿10時間レーステストでのクラッシュから急ピッチでマシンを修復し、無事にタイラウンドを迎えることができた。
サーキットには、はるばる日本から駆けつけた熱烈なファンに加え、現地タイのモータスポーツファンが集結し、にぎわいを見せた。タイは一昨年も一時トップを走行していた、相性のいいコースなので、今回も期待が高まる。チームはシリーズランキングトップなので、ここでしっかりと上位に食い込みシリーズを優位に進めたいところ。
公式練習&予選日となる30日は、朝から30度近いうだるような暑さでドライバーにもマシンにも過酷なレースとなった。
公式練習は、TEAM UPGARAGEは小林選手のドライブでスタート。マシンはクラッシュ修復後から初走行なので、まずは1周マシンのチェックを行う。マシンはしっかりと修復がされており、問題なくセットアップを進めていく。まずは、タイヤのテストを小林選手が行う。予選や決勝の路面温度などを想定しつつ、周回を重ねコースにあったタイヤの選択をする。
タイヤのテストが落ち着き、ドライバーを中山選手にチェンジし、足回りのセットアップを開始。全体的にリアのグリップ不足でコーナリングスピードが伸びないため、前後バランスや減衰調整など細かくセッティングを進めていく。
50kgのウエイトハンデが重くのしかかりタイムは20番手と伸び悩むが、手ごたえはあるので、予選は上位進出に期待がかかる。
予選は、Q1開始直前にスコールがあり、朝の快晴とはうって変って完全な雨模様に。あまりの雨量にQ1開始は15分ディレイとなった。マザーシャーシは雨を苦手とするため、チームとしてはうれしくないウエットコンディションとなってしまった。
Q1は中山選手ドライブでQ2進出を目指す。開始が15分ディレイになったことにより、雨は少し上がり始めたものの、路面はまだフルウエット。マシンを急ピッチでウエットセッティングに変更し、走行開始。
タイヤのウォームアップをしっかりと行いアタックをするが、ウエイトハンデと苦手なウエット路面でタイムは伸びない。路面も変化してきたので、セミウエット向けのタイヤにチェンジし、再度アタック。
中山選手も残り時間がほぼないなか必死で、タイヤを温め、アタックをしたがやはり状況は厳しく21番手タイムと今シーズン初のQ1敗退に終わってしまう。
マシン的に不利なウエットコンディションに加え、タイヤもマシンにマッチングしておらず、ほとんどグリップが発生しない状況であったため、今後ウエット路面への対策が必要であることが浮き彫りとなる結果となった。
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