更新日: 2018.10.20 17:58
レクサスに1秒以上の大差つけたARTA野尻智紀「ここまで差がつくとは」/GT500ポールポジション会見
伊沢拓也
「(決勝2位に入った前戦)SUGOのときもそうでしたけど、ここに来るまでは不安もあり、ここまでの順位(予選ポールポジション)が取れるとは正直思っていなかったです。朝の走り出しも思っていたより(マシン)バランスが良くなかったんですが、最後のクラス専有の時間帯になっていい方向にいったので、これは思わぬかたちでチャンスが来たかな、とは感じていました」
「予選Q1では『朝(の公式練習)からバランスが変わっている』と感じたので、そのあたりはウォームアップの仕方も含めて野尻選手(とチーム)に伝えました。(Q2での野尻選手の)セクタータイムの出方などを見ていると対応がうまくいったのかな、と思います。チャンピオン争いをしているなかで、こういういいパフォーマンスを出せて良かったです」
「佐伯(昌浩・ホンダ開発リーダー)さんが『夏場は厳しいけど、涼しい時期には力を発揮できるから』と言ってくれているんです。今季ここまでの結果も、前戦のSUGOだったり、僕たちが勝った(5月の)鈴鹿だったり、実際そうなっている面もありますので、こういうコンディションになってくれば力を発揮できる、と僕も実際に感じています」
「(チャンピオン争い、優勝争いについては)今シーズンを始めるというときには、ここまでうまくいくとは思っていなかったので、この状況には驚いているところもあります。チャンピオンシップに関しては100号車(RAYBRIG NSX-GT)とはちょっと点差がありますけどね。ただ、明日はNSXが3台、前からスタートできるので、アクシデントや余計なバトルに巻き込まれる危険性があまりないとは思います」
「ここはタイヤのピックアップなどもあったりして、レース(を戦うの)が難しいサーキット。(決勝は)走ってみないとどうなるか分からない面もありますが、予選で速く走れたことにはホッとしていますので、明日は思いっきりいきたいと思います」