更新日: 2019.07.02 12:57
ブリヂストン 2019スーパーGT第4戦タイ レースレポート
<コメント>
大嶋和也
「最後に勝ったのは2013年で、それからは苦戦することが多く、また最近ではいいレースをすることも多くなったものの、やはりなかなか勝つことができませんでした。だから今日こうして6年ぶりに勝つことができて、また今の体制で初めての優勝を飾ることができ、本当に嬉しいです」
山下健太
「前半の大嶋選手の走行を見ていて、ペース的に厳しいのは覚悟していました。ピットの作業がものすごく早くてトップで送り出してもらったので、これは“絶対にトップを守らなきゃいけない”と思ってプレッシャーもありましたが、優勝できて嬉しいです。本当にチームに感謝しています」
ブリヂストン MSタイヤ開発部マネージャー:松本真幸
「またしてもレクサスさんとブリヂストンのパッケージが勝利を得ることができました。実に4年連続です。今回も優位性を十分に発揮することができました」
「チームルマンさんとトムスさんの2台はウエイトハンディが苦しいかなと思っていたのですが、予選からハンディを感じさせないペースで走っているのを見て、ライバルタイヤメーカーに対しても良いタイヤを準備できたと思います。他のNSXとGT-Rが振るわなかった点については、日本に帰ってから分析をし、次戦の富士500マイルに備えたいと思います」
■2019年 SUPER GT 第4戦 チャン・インターナショナル・サーキット[GT300]
黒澤治樹/蒲生尚弥(LEON PYRAMID AMG/BS)が3位をゲット
ブリヂストンタイヤ装着車がシーズン序盤戦でポイントを稼ぎ、ウエイトハンディを与えられている状況下、前半戦の締めくくりである第4戦で2018年のチャンピオンチーム、黒澤治樹/蒲生尚弥(LEON PYRAMID AMG/BS)が予選6番手グリッドから決勝で順位アップし3位表彰台を獲得。高木真一/福住仁嶺(ARTA NSX GT3/BS)は9位でゴールして2ポイントを獲得。ランキングトップに立った。
<予選>
第3戦を終えてポイントランキングのトップに立っている新田守男/阪口晴南(K-tunes RC F GT3/BS)は、60Kgのウエイトハンディを搭載。これはGT500クラスおよびGT300クラスを通じて最大の積載ウエイトとなっている。
ランキング2位の高木真一/福住仁嶺(ARTA NSX GT3/BS)も57Kgと厳しい状況となっているが、それに代わって2018年チャンピオンの黒澤治樹/蒲生尚弥(LEON PYRAMID AMG/BS)が練習走行でトップタイムを叩き出してポールポジション候補に名乗りを上げていた。
しかし、練習走行から予選へコンディションが路面温度で約10度上昇して状況が大きく変わってしまった。ブレーキングとハンドリングに安定性を欠いてしまい、13番手でQ1を突破。Q2で6番手まで順位アップするに留まった。
気を吐いたのは高木/福住組。ウエイトハンディを物ともせず5番手グリッドを得た。ポールポジションは、同コースを得意とするマザーシャシー(MC)の松井孝充/佐藤公哉(HOPPY 86 MC/YH)が獲得した。