LEXUS TEAM ZENT CERUMOスーパーGT第3戦/第8戦もてぎ 公式練習レポート
午前の走行の後、2017年から使用される新型GT500車両の発表会が行われ、午後1時から公式練習走行2回目がスタートした。午前のセッションは赤旗中断が相次いだことから、午後は40分走行時間が延長されている。
昼頃には雨も止み、少しずつコンディションは好転。ZENT CERUMO RC Fは石浦がステアリングを握り、ドライコンディションで走れるようになるまで走行を続け、土日に向けたメニューをこなしていった。
路面が乾いていくにつれてタイムも向上していき、立川と交代しながらZENT CERUMO RC Fは走行を重ねていく。ついにスリックタイヤできる状況までコースが乾き、予選でのアタックに向けて必要な作業であるタイヤの“皮むき”等のメニューをこなしていくが、開始から1時間が経とうかというところで、ふたたび細かい雨粒が降り注ぎはじめてしまう。
雨はチェッカーまで降り続き、結局スリックタイヤでの予選シミュレーションなど、土日の予選・決勝に向けた作業はほぼ行うことができないまま走行終了となってしまった。最終的にZENT CERUMO RC Fは立川が17周、石浦が18周をこなし、石浦の1分46秒306がベストタイム。順位は9番手だったが、土曜以降を考えるとあまり参考にならない順位だ。
他陣営もまったく同じ条件だけに「明日はドライバー次第ですね」と村田卓児エンジニアも苦笑い。ただ、土日の2レースで最大42ポイントを獲得することができるため、チャンピオン獲得のために、レクサスが得意とするこのコースで、まずは土曜の第3戦の勝利を狙いにいく。なお、今回の予選は各日1名ずつが担当するが、LEXUS TEAM ZENT CERUMOは第3戦を立川が、第8戦を石浦が担当する。