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投稿日: 2016.11.14 19:03
更新日: 2016.11.14 19:04

BMW Team Studie スーパーGT第8戦もてぎ レースレポート


スーパーGT | BMW Team Studie スーパーGT第8戦もてぎ レースレポート

BMW Team Studie

【決勝】第8戦|ツインリンクもてぎ
2016-11-13

シリーズ最終戦は15番グリッドから12位フィニッシュへ

 2016シーズンを締めくくる第8戦。最終戦を前にシリーズ優勝の可能性を逸したチームは有終の美を飾るとともに、来るべき新しいシーズンのために高いパフォーマンスを示すべく、250kmのレースに挑む。最終戦はレギュレーションによって全車ノーハンデ。仕切り直しのぶつかり合いだ。

 午前の予選結果により15番グリッドからスタート。ドライバーはヨルグ・ミューラー選手が起用された。整ったフォーメーションから危なげなくスタートしたヨルグ・ミューラー選手は15番手のポジションをキープして、スムーズにレースに入る。ただし、履いているタイヤは予選で使ったものであったこと、また路面に落ちていたタイヤ片がトレッド面に付着したこともあり、序盤からアンダーステアに悩まされる。5周目には決勝レースチームベストの1分51秒098をマークするもの競り合いの中、ポジションを14番手、16番手と前後に移しながら、後続を抑えるのにも苦労する展開に。

 硬直状態を打開すべく、チームは動く。17周目に予定していたピットインを1周早めて、15周目にピットサインをヨルグ・ミューラー選手に示す。16周目には他チームも含めピットインするマシンが続く。タイヤを交換しない無交換作戦を選ぶチームもある一方、BMW Team Studieはタイヤ4輪を交換。メカニックたちは完璧な作業で期待に応え、No.7 Studie BMW M6のステアリングを荒 聖治選手に託す。

 BMW M6がレーストラックへ戻ると、順位は23番手まで後退。周回を重ねるとピットインするマシンなどの影響で23周目には19番手となる。このポジションでハイアベレージを保つ環境を得た、荒 聖治選手はタイヤの性能を温存しながらも遠慮なく1分51秒台のラップを量産。GT300のトップグループと比べても遜色のないタイムでプッシュする。

 26周目には18番手、30周目には16番手と着実にポジションを押し上げる荒 聖治選手。34周目を超えるとスタートポジションの15番手にまで回復し、すぐさま14番手までポジションを上げた。38周目に13番手にまで上ると、ペースを落とさず、果敢にポイントダッシュを狙う荒 聖治選手。

 ファイナルラップを迎え、目の前を走行していたJAF-GTのマシンを射程距離に収める。チームが無線でパッシングを要請。荒 聖治選手は見事にこれに応え、12位でチェッカーフラッグを受けた。

 チームが本来残すべきリザルトとはほど遠い結果となったものの、一糸乱れぬレース運びでチームパフォーマンスが確実に底上げされていることを示した。

 ニューマシン、新体制で挑んだ2016シーズン、チームランキングは34ポイントで年間14位となった。


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