更新日: 2016.11.18 15:28
30号車TOYOTA PRIUS apr GT スーパーGT第3戦/第8戦もてぎ レースレポート
公式予選 11月12日(土)8:35~8:50
今回の予選はノックアウト方式を採らず、15分間の一発勝負となり、ドライバーはひとりだけ走ればいい。
ただし、同じドライバーが日曜日に行われる予選に連続して走ることは許されていない。#30 TOYOTA PRIUS apr GTは、ここで永井選手を投入。土曜日は好天に恵まれたものの、路面はまだ濡れたままで、近い状態をしっかり公式練習のセッション2で走りこんでいたからだ。
もちろんレインタイヤを装着して、永井選手はコースイン。アウトラップともう1周をウォームアップに充ててから、アタックを開始する。
まずは2分2秒554を記し、次の周には2分2秒519まで短縮。これでしっかり感触を得られたようで、計測3周目には2分0秒685にまでタイムを短縮。
ラストアタックでは2分0秒312まで到達することに。この結果#30 TOYOTA PRIUS apr GTは13列目、25番グリッドから第3戦決勝レースに挑むことが決定した。
永井宏明選手
「予選には硬めのタイヤを選んでアタックしましたが、乾くか乾かないぐらいの状態だったんで、それぐらいがいいと判断して行ったんですけど、思ったほど乾かず、路面状況に合っていなかった感じがします。
昼からは天気も回復し、路面も乾きそうなので、おそらく決勝はスリックタイヤで走れるんじゃないでしょうか。練習走行でかなり周回を重ねているので、いい走りができると思います。」
金曽裕人監督
「予選の後半には水も大分減ると予測し、硬めのタイヤで行ってもらったんですが、実際の路面はそんなもんじゃなかった。もっとグリップを欲しがっていて、もっとソフトなレインタイヤを履かせなければいけなかった。
硬めのレインからタイヤが発動しなかったので、永井選手がどれだけ頑張っても、タイムが出ないという状態に陥ってしまいました。でも、決勝はドライレースですから、二人ともプッシュしてくれて上位も狙えるはず。心配はしておりません。」
決勝レース(58周)11月12日(土)13:10~
今回は決勝レースの前にフリー走行が行われないものの、スタート進行の開始と同時に行われるウォームアップ走行が、8分間から15分間に増やされることとなった。
ここでスタートを担当する永井選手だけでなく、佐々木選手も走行して最終チェックを行った後#30 TOYOTA PRIUS apr GTは大観衆が見守るグリッドに並べられた。もちろん装着されたのはスリックタイヤである。
グリーンシグナルの点灯と同時に、レースはスタート。オープニングラップでひとつ順位を落としたものの、これがかえって幸いした可能性も。というのも、2周目に入ってふたつのアクシデントが発生、それがいずれも永井選手の前で起こっていたからだ。