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投稿日: 2022.03.17 21:20

K-tunes Racing 2022スーパーGT岡山公式テスト テストレポート


スーパーGT | K-tunes Racing 2022スーパーGT岡山公式テスト テストレポート

スーパーGT2022公式テスト岡山

高木真一選手を迎えた公式テスト
ゴールデンコンビが実力を発揮

 4月の開幕戦まで1カ月。スーパーGTのシーズン幕開けを告げる公式テストが、3月12日(土)〜13日 (日)、岡山国際サーキットで行われました。K-tunes Racingはメカニックのメンバーが一部更新され、そしてドライバーに高木真一選手が加わり、2022年を戦います。

 高木真一選手は以前、新田守男選手との12年間コンビを組み、その初戦での優勝!を皮切りに、チャンピオン1回、優勝12回を果たすなど、GT300クラスの主役を担っていました。新田守男選手がチームを離れることでコンビは解消され、その後はライバルとして共に活躍してきました。

 そして12年ぶりにK-tunes Racingでゴールデンコンビが復活、大きな注目を集めています。通算22勝の55歳新田守男選手と、通算21勝の5月に52歳となる高木真一選手、強力なベテラン同士のコンビへの注目度は、さらに大きなものになるに違いありません。

 今回の公式テスト直前のプライベートテストが、高木真一選手にとってK-tunes Racing初走行でしたが、残念なことに天候に恵まれず、十分な走行機会がありませんでした。今回の公式テストで、レクサスRC F GT3も、ダンロップタイヤも、ぶっつけ本番というわけです。

2022スーパーGT岡山公式テスト K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)
2022スーパーGT岡山公式テスト K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)

 初日の12日、チームは数多くのスペックのタイヤを徹底的にチェックするプランで、マシンへの習熟を含めて高木真一選手にステアリングが託されました。短い周回数で次から次へとタイヤを交換していきます。記録されたラップタイムは2番手。すぐさまマシンの性能を引き出す見事な走りを見せてくれました。

「テストだからタイムにあまり意味はないけど、それでもタイムがいいほうがいいよね」と走行を終えた高木真一選手は、朝の緊張感が融け、いつもの笑顔を取り戻していました。

 午後の2時間、同じようにタイヤのチェック走行を繰り返した新田守男選手もまた、2番手のタイムを記録。シンクロしたかのようなリザルトは、やはりゴールデンコンビならでは、ということなのでしょう。2日目は、マシンのセットアップの確認とレース距離を想定したタイヤのチェックが行われました。

 影山正彦チーム監督は「2人のドライバーが信頼できるベテランなので、今回の公式テストは効率的にスピーディに消化できました。レースでも、いい勝ち方を知っているし、いい負け方も知っている2人なので、不安は全くないですね。とりあえず早めに1勝を挙げて、次のステップへ進みたいですね」というコメントでした。

■選手コメント

新田守男選手
「いいデータを得ることはできたと思います。高木選手とは方向性を含めて、十分に理解し合えているので、いいテストになりましたね。タイヤもいいスペックを確認することができたので、そこからさらに進化させたいですね」

高木真一選手
「ダンロップタイヤの特徴やクセを掴むことができて、また2日目はロングでの特性も確認することができました。マシンに関しては、いろいろなモードも試すことができたので、富士ではさらに一歩前進できるように考えています」

K-tunes RC F GT3の新田守男と高木真一
K-tunes RC F GT3の新田守男と高木真一


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