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投稿日: 2022.08.26 20:34
更新日: 2022.08.26 20:56

「暑くなったら終わり」「タイヤ無交換は無理」【スーパーGT第5戦鈴鹿金曜GT300 Mix Voice】


スーパーGT | 「暑くなったら終わり」「タイヤ無交換は無理」【スーパーGT第5戦鈴鹿金曜GT300 Mix Voice】

 第3戦鈴鹿の予選ではフロントロウ2番手を獲得した96号車K-tunes RC F GT3。決勝ではピットストップ時間がライバル勢よりも長かったことも影響し7位でチェッカーとなった。

「第3戦から他のチームもいろいろ修正してきているだろうし、あのときのように僕たちがうまくいく感じはないと思います」と新田守男。96号車は3戦連続のシングルフィニッシュにより、サクセスウエイトも38kgとなった。フロントロウを獲得した第3戦からは30kgの増加だ。

 そして第4戦富士ではレースペースに課題を抱えていたと明かした新田。それを補う意味でも“基本をしっかり”と口にする。

「僕らの課題としてピットが少し遅いというのがあります。まずはピット作業をきっちりとこなしていけるようにですね。今まで少しづつ修正できているので、(決勝の)2回のピットでしっかりとやることができれば、いいポジションになれるのではないかなとは思います。まずは基本というか、自分たちもミスもないようにですね」

 給油時間の長さ、そして車重の重さもあって戦略の幅はGT300規定車両よりも狭いと言う新田。それだけに厳しい戦いを予想するが、「それでも、僕たちは勝利しか見ていませんから」と言う。

 大ベテランコンビにとっても未知の領域となる鈴鹿450kmレース。新田と高木真一はどのような走りを見せてくれるだろうか。

2022スーパーGT第3戦鈴鹿 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)
2022スーパーGT第3戦鈴鹿 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)

■「ウラカンは長距離レースが得意」元嶋佑弥

 2021年の第3戦では2位、今年の第3戦では5位と、鈴鹿では上位フィニッシュを続ける88号車weibo Primez ランボルギーニ GT3。「鈴鹿は不思議と成績は良い方ですね。決してクルマ的には得意なサーキットでもないのですけど」と元嶋佑弥は口にする。

「正直、スーパーGTは走行が始まってみなければわからないです。ただ、鈴鹿では暑い時期にタイヤテストもできているので、そのなかで僕たちはそこそこ戦えるのではないかなと思っています。あとは他のタイヤメーカーさんがどこまで来るか次第ですね」

 なお、今週末も土曜日は曇り、日曜日も完全な晴れ間とは言い切れない難しい予報だ。そんななか元嶋は「個人的には(天候が)荒れるの大歓迎です」と語る。

「雨が降ったり止んだりでも、降り続いてもですね。ここ数年、スーパーGTでは雨のレースをあまり戦った記憶がないので。個人的にはウエットレースがすごく好きなので、そういったコンディションでも楽しめるとは思います」

「基本的にここ数戦、ドライでは結構調子はいいので。前回の富士が思ったより上位にいけなかったのですけど、その前の鈴鹿も、トラブルがなければおそらく表彰台を争ってたような感じです。なので、鈴鹿に対してはネガティブな印象はないですね」

 前戦富士ではQ1敗退となり、17番手スタートとなった88号車。元嶋は「NAエンジンは夏場やはり少し苦しいですね。ストレートスピードがすごく周りと差がついてしまい厳しい戦いになりました」と振り返る。

「第4戦富士では僕のミスでドライビングスルーペナルティもありましたが、レースペースは悪くなかったので、450kmという長距離はランボルギーニ・ウラカン GT3にとって得意なラウンドだと思います。タイヤのドロップがほとんどなく、タイヤのドロップよりもガソリンが軽くなって、後半にタイムが上がるくらいのクルマなので。なので、今回の450kmに関しても、そういった強みには期待できると思っています」

 今季3回目の450kmとレースいえど、鈴鹿での450kmは富士での450kmとはまったく異なる。天候、気温、タイヤ、ピット戦略と、さまざまな思惑があるなか、GT300クラスの戦いはどのような展開となるだろうか。27日9時25分から行われる公式練習から目が離せない一戦となるに違いない。

2022スーパーGT第5戦鈴鹿 weibo Primez ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)
2022スーパーGT第5戦鈴鹿 weibo Primez ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)


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