ダンロップ 2022スーパーGT第5戦鈴鹿 予選レポート
SUPER GT 第5戦【予選レポート】
開催場所:鈴鹿サーキット
開催日:2022年8月27日
2022年8月27日(土)、三重県の鈴鹿サーキットで「AUTOBACS SUPER GT ROUND 5 SUZUKA GT 450KM RACE」の公式予選が開催されました。
■GT500クラス
今シーズンなかなか波に乗れないGT500クラス。ここまで、ひたむきに開発を続けてきたダンロップタイヤ開発陣。ここ鈴鹿で2022スペックの真価を発揮するために多くのテストと数多の分析をこなしてきました。そして、ついにその成果が発揮されました。
公式練習から好調な滑り出しを見せたのは16号車 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT。タイヤ評価をしながらのタイムにも関わらず公式練習を全体トップで終了します。ソフトタイヤとミディアムでチームは悩みましたが、予選Q1を担当する大湯都史樹選手には最後のFCY練習で手応えのあったミディアムコンパウンドを装着します。
大湯選手はエッジを渡るようなギリギリのドライブで見事予選Q1をトップ通過。さらに、Q2の笹原右京選手もこれに続きます。しかし、Q1で非常に良かったミディアムタイヤの新品は公式練習で全て使ってしまったため、笹原選手はソフトタイヤでのアタック。タイヤを発動温度域まで持っていき、一気にアタックに入る16号車。セクター1、セクター2と全体ベストを刻みます。
しかし、セクター3でタイヤが発熱しすぎてしまいグリップダウン。それでも笹原選手は3番手のタイムをマークしました。明日の決勝が楽しみな3番グリッドからのスタートとなります。
一方、64号車 Modulo NSX-GTをドライブした伊沢拓也選手はトラフィックに遮られ満足なアタックができずQ1敗退となってしまいました。
「正直、Q1は絶対に通過できる手応えがあっただけに悔しいです。明日は後ろからの追い上げになりますが、ひとつでも上の順位でフィニッシュできるように頑張ります。64号車の応援よろしくお願いします」と公式予選を振り返ります。
<GT500クラス正式結果>
P.P. #23 MOTUL AUTECH Z MI
2位 #17 Astemo NSX-GT BS
3位 #16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT DUNLOP
4位 #19 WedsSport ADVAN GR Supra YH
5位 #38 ZENT CERUMO GR Supra BS
6位 #24 リアライズコーポレーション ADVAN Z YH
13位 #64 Modulo NSX-GT DUNLOP
GT500クラス リザルトはこちら
https://mos.dunlop.co.jp/motorsports/supergt/37665
![2022スーパーGT第5戦鈴鹿 笹原右京(Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT)](https://cdn-image.as-web.jp/2022/08/28095021/asimg_301834731_496383095634628_2742098625623539594_n_e6630abbccc465f-660x440.jpg)
GT500クラス/3位 #16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT
![2022スーパーGT第5戦鈴鹿 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京/大湯都史樹)](https://cdn-image.as-web.jp/2022/08/28094859/asimg_302137247_496382565634681_2555413099158805068_n_ec630abb7a5bb66-660x440.jpg)
・大湯都史樹選手 コメント
「Q1は非常に良い状態で走れていて、Q2はちょっとタイヤが持たない部分もあって難しかったと思います。レースに関しても明日は自信もあるので、いつもとは違ったレースをお見せできるのではないかと思っています」
「とにかく今回はこういう気温をきちんと想定してこれたのが良かったですね。きちんと発動域に入ってくれましたね。明日は条件的にはファーストスティントをしっかりポジションキープ以上で帰ってくることが必要でしょうね。サードスティントまでにFCYなど不確定要素もしっかりマネージメントしつつチームと一緒に頑張りたいと思います」
・笹原右京選手 コメント
「練習はトラフィックもあったんでなんとも言えませんが、試したいアイテムもあったんでどのタイヤを使うかも難しいコンディションでした。最後にミディアムタイヤでアタックしたらトップタイムが出たんで、予選はミディアムの相性が良さそうだなと思いました。僕はソフトで走ったんですがセクター1、セクター2と決まって、これはポールを狙えると思ったんですがヘアピンでもうタイヤがタレてしまって…。それでも3番手に残れたことはポジティブに考えられと思います」
「明日はしっかり生き残ることが絶対条件だと思っています。450㎞という長丁場なんで、しっかり生き残ることが重要ですね。ほかの車両のロングがどれくらいかはわかりませんが、前の方で戦えるのでしっかり走り切ることが優勝への道だと思っています」