更新日: 2022.11.06 10:45
K-tunes Racing 2022スーパーGT第8戦もてぎ 予選レポート
第8戦/予選
オートポリス
2022.11.5 sat
好感触で臨んだ公式予選
しかし無念のスピンで15位に
2022年シーズン最終戦を迎えたスーパーGT。その第8戦の舞台はモビリティリゾートもてぎ。2019年まではもてぎでの最終戦が基本フォーマットで、グランドフィナーレが彩る特別なサーキットでした。それが復活したわけですが、ただ違うのはレース距離が250kmから300kmへと伸びたことで、これは長距離を志向するSUPER GTの方針といえるでしょう。最終戦ということで、サクセスウエイトの設定はなく、つまりマシンの素の速さが勝負を決めることになります。
K-tunes Racingは今シーズン5戦で入賞したものの、表彰台などの大量得点がなく、ランキングは15位。すでにチャンピオンの可能性はなくなっ
ています。しかしシーズン当初からの予定だった表彰台、という目標も含めて、最終戦で一矢むくいたいところです。午前中の公式練習で、ふたりのドライバーはマシンの状況に好感触。タイムも6番手と、午後の公式予選に臨みました。
予選Q1では高木真一選手が1分45秒995を出し、B組5位となり、順調に予選Q2へと進出しました。そして予選Q2、新田守男選手が今シーズン最後の予選アタックに向かいました。タイヤを3周使って温め、アタックに入ろうとしたタイミングで、他車がクラッシュしてしまい、赤旗中断に。
再開された予選Q2は、残り5分に設定されたため、新田守男選手は早めのタイミングでアタックへ。そして最終コーナー、前を走るマシンの動きを避けるためにコース外側へと逃げたマシンは、スピン状態へ。幸い接触しなかったものの、アタックは不完全なものに。そのタイミングで終了となってしまったため、タイヤを温めていたときのラップが予選タイムとなり、15位に。
悔しい予選をバネに、決勝レースに臨みます。
影山正彦チーム監督
「ドライバーふたりとも、マシンの感触は良かったので、期待できる予選でした。Q1では高木選手がいいかたちでしっかりとタイムを出して、Q2 進出を決めてくれました。しかしQ2では新田選手がアタックラップで、他車の接触を避けるためにスピンしてしまい、アタックできないまま終了。悔しい結果に終わりましたが、マシンの状態は悪くないので、決勝レースではしっかりと取り戻したいと思います」
新田守男選手
「残念な結果でした。タイヤを温めて、これからアタックに入ろうとしたタイミングで、赤旗が出て中断。再開して、残り時間も短かったので、早めにアタックに入りました。そうしたら最終コーナーで前のマシンの動きを避けたらスピンしてしまいました。結局、アタックできずにQ2が終わってしまいました。マシンの状態は悪くないので、決勝レースで挽回したいです」
高木真一選手
「午前中の公式練習でマシンの調子は良くて、タイヤのチェックをしたんですが、硬めのミディアムのほうが感触が良かったので、予選でQ2進出できればと思っていたんです。結果、いいタイムを出すことができて、新田選手へつなげることができました。最終的には悔しい結果になりましたけど、決勝レースで有利なミディアムを使ったので、順位を上げていきたいです」