更新日: 2024.07.19 17:32
ポルシェカレラカップジャパン2024 第6戦&第7戦(富士)プレビュー
ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2024シリーズ第6戦/第7戦を、富士スピードウェイ(静岡県)で2024年7月20日(土)、21日(日)に開催いたします。
今年で導入3年目となる『911 GT3カップ(タイプ992)』で競われているPCCJは、開催24年目のシーズンを迎えている。この2024年シーズンは全6大会11戦で開催されており、第1戦の鈴鹿大会、第2戦/第3戦の富士大会、第4戦/第5戦の岡山大会を終え、今回の富士大会がシーズン中盤戦となる。しかも今回は、スーパーフォーミュラとの併催レースとなるため、スーパーGT併催の富士大会とは異なる路面コンディションが勝負の行方を左右する要素になる可能性が高い。
第6戦/第7戦の舞台は、第2戦/第3戦が開催された富士スピードウェイ。全長4.563㎞で、約1.5㎞のメインストレートとタイトなコーナーが連続するテクニカルセクションを持ち合わせている。タイプ992は従来のカップカーより、空力ダウンフォースが大幅に増加し、ブレーキ性能も向上したため、メインストレート上の高速バトルから第1コーナー進入でのブレーキング勝負が見所となる。また、コース後半はテクニカルセクションとなっているため、各ドライバーのマシンコントロールが順位変動に大きく影響する。
オーバーオール(総合)は、第5戦終了時点でプロクラス4人による争いが展開されている。トップは、昨年スーパーGTのGT300クラスにフル参戦した経験を持つ#60 伊東黎明が開幕から5連勝を上げて125点を獲得。シリーズランキング2位はPCCJ優勝経験のある#7 山田遼で97点、3位はポルシェジャパンジュニアドライバーの#91 平安山良馬で79点、4位は昨年のポルシェスプリントチャレンジジャパン(PSCJ)GT3-Iクラスでチャンピオンを獲得した#90 呉良亮で56点となっている。
このライバル3人とトップ#60 伊東との差は、シーズンが進むにつれ着実に詰まってきたといえる。実際、5戦中4戦で2位となっている#7 山田は幾度もトップ#60 伊東の背後まで迫り、#91 平安山は前回の富士大会で2レースともにレースファステストを記録。#90 呉は第4戦でPCCJ初表彰台となる2位を獲得して勢いに乗るなど、ライバルたちも伊東包囲網を築きつつある。この富士からはじまるシーズン後半戦でプロクラスのドライバーがどのような戦いを見せてくれるのか注目される。
プロアマクラスは、2017年に同クラス王者とシリーズ王者のダブルタイトルを獲得した#9 武井真司が3勝を上げて112点でランキングトップに立つ。2位は昨年の同クラス王者である#10 MOTOKIが2勝104点で追いかける。このふたりの争いに、ベテランの#77 浜崎大と#98 IKARIがどのように絡んでくるのか、見逃すことができない。
アマクラスは、昨年の同クラス王者である台湾の#88 Tiger Wuが開幕から4連勝を飾っていたが、第5戦は#66 BANKCYが優勝し、ついに連勝はストップ。そして今回の富士大会には、第2/第3戦にスポット参戦し2位、3位という結果を残した#31 OOKA、2021年の同クラス王者である#84 Masa TAGAがスポット参戦する。これにより今大会は、実力者9人がアマクラスにエントリーしており、超接近戦のレースが予想される。
PCCJ第6戦/第7戦富士大会のスケジュールは、7月19日(金)に30分間の専有走行が2回、7月20日(土)の11時10分から11時40分に予選を実施。決勝レースは、第6戦が20日(土)の16時35分スタート(15周もしくは30分間)、第7戦が21日(日)の10時25分スタート(15周もしくは30分間)を予定する。
なお、第6戦/第7戦の決勝レースはポルシェジャパン公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/@PorscheJapanOfficial)でライブ配信される。