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投稿日: 2024.04.25 12:43

SPOON SPORTS 2024スーパー耐久第1戦SUGO レースレポート


国内レース他 | SPOON SPORTS 2024スーパー耐久第1戦SUGO レースレポート

[プレスリリース]
2024年4月23日

95号車「SPOONリジカラCIVIC」、デビュー戦は3位表彰台

 4月21日(日)、宮城県のスポーツランドSUGO(1周3,737.5m)にて本年の「ENEOSスーパー耐久シリーズ 2024 Empowered by BRIDGESTONE」グループ1開幕戦4時間レースが行われ、予選クラス2位からスタートした95号車「SPOONリジカラCIVIC」(山田英二/小出峻/ピストン西沢)は、再デビュー戦をクラス3位表彰台で終えました。

 本年シリーズの開幕戦となる今回の「SUGOスーパー耐久4時間レース」には、8クラス合計56台がエントリー。95号車SPOONリジカラCIVICは、ST-2クラスに組み込まれ他の同クラス7台と共に計25台のグループ1として予選と決勝を戦うことになります。レース前には、現在の主管団体であるスーパー耐久機構(STO)が発展解消され、6月より一般社団法人「スーパー耐久未来機構」(STMO)として発足すると公式にアナウンスされ、自動車を取り巻く社会課題の解決に向けて今後シリーズの発展を強力に推進していくことが発表されました。

 TEAM SPOONは、3月中旬にシェイクダウンしたばかりのCIVICTYPE-Rレースカーを約1ヶ月間のインターバルの間にアップデート。開幕戦レースウィークにも積極的に走り込みを進めました。今回のBドライバーは小出峻が務めますが、今回はドライバー登録せず次戦富士24時間レースにはエントリーする予定の三井優介も揃いのレーシングスーツを着てチームの活動に参加しています。

 このシリーズは、今年から予選方式がノックアウト方式に変更となっています。CIVIC TYPE-Rが3台、その他の車種が4台参戦しているST-2クラスでは、全7台のうちAドライバー予選上位の4台が、Bドライバー予選でQ2Aグループ、それ以外がQ2Bグループの振り分けになります。95号車SPOONリジカラCIVICは、Aドライバーの山田が2番手となってQ2Aに進出し、Bドライバーの小出が僅差の2番手タイムを記録。クラス2番グリッドを獲得しています。山田は、「Q2A進出が使命だったので、ミスなく走れれば良いと思っていました。思い通りの走りができたしトップと同タイムが出せたのですが、225号車が先にタイムを記録しているということでオレは2番手が確定しています。クルマとしてバランスは良いのですが、まだまだ煮詰める余地はあるので、今後、もっと速いタイムを出したいと思います」、と語っていました。

 決勝レースでは、スタートドライバーの山田が、クラストップの225号車GRヤリスの背後からオーバーテイクのチャンスを伺いながら周回。すると16周目に225号車がピットインしたことで95号車CIVI CTYPE-Rがレースリーダーとなりました。しかしその後、ハイペースで追い上げてきた225号車に先行を許すことになります。スタートから1時間を経過した時点で、第4コーナー先でクラッシュが発生してセイフティカー(SC)が導入されると、そのタイミングで山田はピットインし、西沢にドライバー交代。SC終了後に再び95号車はピットに入り、レース残り2時間の時点で小出がコースに戻っていきました。レースは、225号車がクラストップ、その後ろに72号車CIVIC TYPE-Rが続き、3番手で95号車TYPE-Rが先行車を追う形となります。小出は、安定したペースを守りながら周回し、そのまま147周を終えてチェッカーフラッグを受けてクラス3位表彰台を獲得しました。

 95号車のデビューレースにロングスティントを任された小出は、「SUPER FORMULAやSUPER GTでもっとしんどいレースを経験しているので、体力的にはなんともありませんでした。TEAM SPOONとして復帰戦で3位ポディウムという結果は、とてもポジティブだと思いますが、自分としてはCIVIC勢トップを取りたかったので悔しい気持ちがいっぱいです。今回トップとなったGRヤリスは確かに速いですが、僕らもまだ伸び代は十分あります。もっともっと良くしていきたいですね」、と語っています。また、ショートスティントで交代となった西沢は、「お疲れ様、というほど走れてないです。テストからチームに参加し、体のコンディションも上げてきました。タイムも上がってきていて、さぁこれからという感じだったのですが、色々あって僕の出番は超ショートスティントになってしまいました。それでも楽しかったです。クルマはテストの時からさらに進化していて、さすが老舗チームですね。また、ヤングドライバーふたりのイキが良いので、山田がだいぶ興奮しています。僕も刺激を受けて、チームは良い雰囲気になっていると思います」、とコメントしていました。

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【チーム監督 原剛】

「予選まではノーミスで、2番手を得ることができました。決勝では、まず最初のスティントで無線プラグが外れてしまい、ドライバーと交信ができないトラブルがありました。そのためSC時のピットインのタイミング指示がうまくいかず、ピットが対応できていなかったのが反省点です。そこで作戦を変更せざるを得なくなり、小出くんに長いスティントを走ってもらうことになりました。レースでは、水温上昇などの症状も出たので、ニューカーならではのマイナートラブルがまだ消し切れていなかったのは事実です。それでも、課題をいかに克服して次に繋げるかがウチのやりたいことですし、しっかり全員でカバーして対応していきます。より良いクルマ作りを通じて、チームとして更に強く成長していきたいと思います。今後も応援をどうぞよろしくお願いします」

 5月8日に富士スピードウェイで24時間レースに向けた公式テストがあり、その後シーズンハイライトの第2戦富士24時間レースを迎えます。

株式会社スプーン
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