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スーパーGTニュース

投稿日: 2015.08.08 00:00
更新日: 2018.02.17 09:35

高木「先行逃げ切りが出来れば優勝したい」


AUTOBACS RACING TEAM AGURI RACE REPORT
2015.8.8

第4戦 富士 予選レポート (GT300)
テストの成果を活かしPP獲得

 ARTA CR-Z GTはSUGO、鈴鹿でテストを行って富士に持ち込んだ。2つのテストで良いセッティングと、タイヤマッチングが見つかり、併せてエンジンチューナーのM-TECがエンジンのアップデートをしてくれた。マシンのバランスは非常に良くなったものの、苦手とする富士でどこまでポジションを上げる事が出来るかは全く予想がつかなかった。
 朝のセッションでは、SUGO、鈴鹿の状態を確認しながら、タイヤのコンディションも見ながらセッティングを進めていった。メニューを順調に消化し予選を待った。
 Q1は小林崇志がアタックを行った。小林はセッション開始後、2分後にコースイン。タイヤを十分に暖めた小林はトップタイムをマーク。そのまま高木真一につないだ。
 小林がトップタイムを出したので、高木はプレッシャーを感じながらアタックに入っていった。高木は1回目のアタックでトップタイムを叩きだしたが、塗り替えられる可能性があったので、1周クールダウンして再アタックに入った。高木はセクタータイムを削りながらアタックしていたが、最終セクションで勢い余って4輪脱輪してしまった。その周回のタイムは自身のタイムを更新したが、予選で4輪脱輪するとそのタイムが抹消になってしまうので、ポールポジションを獲得出来るかは分からなかった。しかし、1回目のタイムを更新するドライバーは出なくて、見事ポールポジションを獲得する事が出来た。

土屋圭市エグゼクティブアドバイザーのコメント

「二人ともあんなタイムを出せるとは思わなかった。この結果はドライバーに感謝だね。明日もこの調子を持続出来るようにしたいね」

一瀬俊浩エンジニアのコメント

「朝のセッションはSUGO、鈴鹿のテスト結果を元に、前後のバランスを取って持ち込みました。夏場というのもあり、リアのダウンフォースが足りなかったのですが、ブリヂストンさんが今回新しく持ち込んでくれたタイヤが非常にコンディションに合っていたので、バランスも上手く取る事が出来ました。予選は私が予想していた以上のタイムを出してくれましたが、車が跳ねる症状が残っているので、より良い状態に持って行きたいです」

高木真一選手のコメント

「SUGOと鈴鹿のテストは良い感触で終える事が出来たので、それを元に富士に持ち込みました。タイヤも凄くいいタイヤが見つかったので、朝の走行も手応えがありました。しかし、ポールを獲れるとは思いませんでした。小林がQ1でトップタイムを出してきたので、プレッシャーがかかりましたが、車が非常に乗りやすく、タイムを出せました。しかし、予選より決勝の結果が重要なので、最低でも表彰台、先行逃げ切りが出来れば優勝したいです」

小林崇志選手のコメント

「朝の走行からフィーリングが良く、SUGOや鈴鹿でチームも良いセットを出してくれました。タイヤも凄く良いものをブリヂストンさんが用意して下さいましたが、予選はどこまでいけるか不安がありました。しかし、バランスは良くてポールを獲る事が出来ました。いい流れがきているので、ポールから逃げて1番で帰ってきたいです」