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スーパーGTニュース

投稿日: 2014.10.08 00:00
更新日: 2018.02.17 03:25

Studie Z4、タイ戦を終え選手権2位に。王座狙う


2014オートバックスSUPER GT第7戦 BURIRAM UNITED SUPER GT RACE

3度目のポディウムに立ちチームポイントランキング2位へ

2014年10月4日(土)公式予選(天候:晴れ 路面状況:ドライ)
2014年10月5日(日)決勝(天候:曇り 路面状況:ドライ)
場所:Chang International Circuit(タイ・ブリーラム/全長4.554km)

公式予選を3位通過
2列目からのスタート

 BMW Sports Trophy Team Studieにとってシリーズ優勝へ向けて大一番となったチャン・インターナショナル・サーキット。直線主体の高速サーキットと見られていたものの、公式練習の段階で同時にコーナリングスピードも求められるコースレイアウトであることが明らかになった。これはNo.7Studie BMW Z4が十分に闘えることを意味している。

 また公式練習ではGT500のマシンと激しく接触したものの、タイヤのバーストとホイールの破損にとどまったことが、このチームにツキがあることを示していた。予選は混戦。ノックダウン方式となる予選Q1は荒 聖治選手がシートに着き1分35秒517をマーク。Q2通過へのボーダーラインとなる13位で見事に通過(後に車両規則違反により予選タイム抹消となるマシンがあり12位に繰り上げ)。Q1のリザルトは1位から13位までが1秒以内に収まるなどタイムは拮抗していた。

 その拮抗を破ったのがZ4 GT3のドライビングマイスターであるヨルグ・ミューラー選手。1分34秒417で4位通過(Q1と同じ理由で3位に繰り上げ)。決勝レースは3位、2列目からのスタートとなった。

 スタートドライバーは荒 聖治選手。チームの戦略上、グリッドに並ぶ荒 聖治選手は明確なミッションを携えていた。予選で酷使して、ささくれだったタイヤを履いて可能な限り順位をキープ。ヨルグ・ミューラー選手にニュータイヤを託して第7戦の頂点を狙う作戦だ。パフォーマンスの美味しいところをすでに使い切っているタイヤで荒 聖治選手は躍動。

 GT500勢のマシンが後ろから迫る混乱に乗じて、持ち込んだタイヤがコースにフィットしているNo.10 GAINER Rn-SPORTS SLSにパスされてしまうものの巧みに4番手をキープ。再び3番手へ復帰の機会をうかがいテールツーノーズまで迫るものの、ブレーキングポイントや加速性能の違いから、アタマを微妙に押さえられた格好になってしまう。事実上のトップを争うことになるとみられたNo.3 B-MAX NDDP GT-Rとの差が開くと同時に、後続を引き離すことが許されない展開で、荒 聖治選手は我慢のドライビングを貫く。