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投稿日: 2024.10.28 17:16
更新日: 2024.10.28 17:17

【GT300マシンフォーカス】実質“別モノ”級のモディファイが施されたmuta GR86。そのハイレベルなエアロと走行環境


スーパーGT | 【GT300マシンフォーカス】実質“別モノ”級のモディファイが施されたmuta GR86。そのハイレベルなエアロと走行環境

 スーパーGT GT300クラスに参戦する注目車種をピックアップし、そのキャラクターと魅力をエンジニアや関係者に聞くGT300マシンフォーカス。2024年の第6回は、昨季ランキング2位の惜敗をバネに、今季開幕戦岡山で完勝発進を決めた2号車『muta Racing GR86 GT』が登場。兄弟モデルを含む同一車種が多数存在するGTA-GT300規定のトヨタGR86ながら、その内実は“別モノ”級のモディファイが施され、最高峰カテゴリーもかくやの体制で戦う同車の現在地を、チーフエンジニアの渡邊信太郎氏に聞いた。

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 最後までタイトル戦線の主役を演じ、ランキング2位を記録した昨季もオートポリスでは予選最速(決勝2位)。今季はフルウエイト3時間の同地でドライブスルーペナルティを受けながらも2位表彰台を獲得したmuta GR86は、開幕戦岡山での勝利に続き第3戦鈴鹿では基本重量1250kgにBoP重量60kg、サクセスウエイトが54kgのところに、今季より採用される速度抑制策の追加重量が38kgも積まれた計1402kgという超重量級車両ながら、ここでも驚きの2位表彰台を奪ってみせた。

 そんなmuta GR86を預かる渡邊エンジニアだが、本来のGTA-GT300規定のクルマ作りに関して、根本が揺らぐ今季の流れには苦心している現実も明かす。


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