とにかくデカい! このスケール感は日本では味わえない/デイトナ24時間現地ルポ1回目
オートスポーツ本誌でもお馴染みのメカ&ハコ車&スポーツカーマニアの“ヘンタイ”カメラマン、鈴木紳平が新年早々アメリカへ。半世紀以上の歴史を持つ伝統の耐久イベント『第56回デイトナ24時間レース』の現場から、第1回目の今回は戦いの舞台となるデイトナ・インターナショナル・スピードウェイの雰囲気などをお届けします。
* * * * * *
日本の皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
はるばる50時間(!)をかけてやって参りました伝統の“ロレックス・デイトナ24時間レース”であります。
日本時間1月21日月曜夕方、羽田空港発の飛行機だった私、雪の直撃を喰らいフライトがキャンセルに。一晩羽田空港を満喫し翌日同時刻発の飛行機でフロリダ州のデイトナへ出発であります。
その際チケットの振替作業や座席の確認など多大なお世話になりましたキヤノンUSAのT・I様にこの場を借りまして御礼を申し上げたいと思います。本当に色々と有難うございました。
さあ、独り羽田空港での30時間耐久テストを終了、メンテナンス日もないまま本番レースウィークへとなだれ込む俺的“ロレックス・デイトナ24時間レース”。すでにボロ雑巾のようになってはいますが、まずは現地水曜日の様子を皆さまにお届けしたいと思います。
と、その前に羽田空港の模様を少し。フライトキャンセル後、搭乗口前のベンチは当然ベッドと化します。マグロ丼と太巻きをつまみに日本酒を飲んで大騒ぎだった外人さんも就寝です。
こちらは格納庫から移動されてきた沖縄生まれの雑種犬“トシさん”です。吠えることもなく、とても大人しいいい子でした。
ここからは現地の様子です。恒例の全車集合写真が始まりました。台数の多さやバラエティ豊富な車種も圧巻ですが、何よりも今回のレースの舞台となっているデイトナ・インターナショナル・スピードウェイのデカいことといったら……このスケール、日本では味わえません!
伝わりますでしょうか? このスケール感。もうとにかくデカいの一言です。
こちらはニッサンGT-Rのエンジンを搭載するニッサンDPiのフロントノーズです。IMSAロゴ下部の形状でGT-Rを表現しているようですが、この形を見てGT-Rを連想する方、どれくらいいるんでしょうか? この理不尽さ、何か2015年のル・マン24時間に出場した『ニッサンGT-R LMニスモ』を思い出します。