ル・マン:決勝前のウォームアップは3メーカーが上位分け合う結果に
第84回ル・マン24時間耐久レースは18日決勝日を迎え、現地午前9時から45分間のウォームアップが行われた。この走行では7号車アウディR18がトップタイムを記録している。
2日間に渡って行われた予選を終え、いよいよ決勝日を迎えたル・マン24時間。午前9じから行われたウォームアップは、決勝レースを占う上でも非常に重要なセッションだ。
このセッションは終始ドライコンディションで進んだが、計2回赤旗が掲示された。1度目の赤旗はLMP2クラスの23号車リジェJSP2・ニッサンがポルシェ・カーブでクラッシュした際に掲示。この赤旗中断はマシン回収のために15分ほど続いた。
2度目の赤旗は1度目の中断から、わずか8分後に掲示。同じくLMP2の35号車アルピーヌA460・ニッサンがインディアナポリス・コーナーのブレーキングでバランスを崩し、クラッシュバリアに衝突したことが原因だ。35号車のクラッシュはセッション終了まで残りわずかというタイミングだったこともあり、セッションは再開されることなく、そのまま終了している。
このセッションでは、中盤までマイク・コンウェイがアタックしたトヨタの6号車TS050ハイブリッドがトップタイムをキープしていたが、セッション残り11分というタイミングでアンドレ・ロッテラーが操る7号車アウディがトップタイムを1.2秒ほど上回って総合首位に浮上した。
3番手にはポールシッターの2号車ポルシェ919ハイブリッドがつけ、トップ3を3ワークスが分け合う結果に。4番手には8号車アウディ、5番手には5号車トヨタと続いている。
LMP2クラスはG-ドライブ・レーシングの26号車オレカ05・ニッサンがトップタイム。マイケル・シャンク・レーシングの49号車リジェJSP2・ホンダが2番手、アルガルベ・プロ・レーシングの25号車リジェJSP2・ニッサンが3番手だった。
LM-GTEプロクラスはクラスポールポジションの68号車フォードGTが首位となったほか、LM-GTEアマクラスは88号車ポルシェ911 RSRが首位につけいている。
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