投稿日: 2020.10.08 17:46
更新日: 2020.10.09 12:54
更新日: 2020.10.09 12:54
進化は“ミリ単位の蓄積”で。2020年仕様SUBARU BRZ R&D SPORT開発の舞台裏
autosport web
気温35度越えの酷暑が続いていた2020年8月下旬。SUPER GT file取材班はGT300クラスに参戦するJAF-GT製作チームのファクトリーを訪問するため、神奈川県厚木市一帯を行脚していた。午前のaprに続き訪れたのは、SUBARU BRZ R&D SPORTの車両製作を担うR&Dスポーツ。サーキットではチーフエンジニアも務める澤田稔技術部長に、この2020年型マシン開発とアップデートの実際を伺った。
2012年のデビューから実に9年目を迎えたBRZは、前年までのレガシィB4に続きエンジン開発を担うスバルテクニカインターナショナル(STI)とともにここまで進化を続けてきた。言わずと知れたブランドのアイデンティティ、2.0リッター水平対向4気筒ターボはWRC世界ラリー選手権時代から連綿と続く開発の歴史を有しており、取材時に出迎えてくれた澤田エンジニアも、その技術的な到達点が極限に近いと指摘する。