更新日: 2021.10.25 16:09
ニッサン 2021スーパーGT第6戦オートポリス レースレポート
#23 MOTUL AUTECH GT-Rが3位表彰台
GT300クラスは#11 GAINER TANAX GT-Rが5位フィニッシュ
SUPER GT 2021第6戦レースレポート
10月24日 オートポリス(大分県)
【GT500】
2021年スーパーGTシリーズ第6戦が10月23、24日にオートポリスで開催されました。九州での開催は2年ぶりとなり、多くのファンが観戦に訪れました。2連勝で第6戦を迎えたGT-R勢にはサクセスウェイトが追加され、#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が52kg、#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/千代勝正)が56kg、#12 カルソニック IMPUL GT-R(平峰一貴/松下信治)が56kg、#24 リアライズコーポレーションADVAN GT-R(高星明誠/佐々木大樹)が32kgとなりました。
#23 MOTUL AUTECH GT-RがQ2進出を果たし予選5位
■予選
10月23日、午後2時28分から10分間のQ1が始まりました。天候は晴れ、気温14度、路面温度24度という低めのドライコンディションで、タイヤ選択の難しい状況となりました。
GT-R勢は入念にタイヤのウォームアップを行い、セッション終了間際の4周目にアタック。GT-R勢で最速タイムを出したのは松田がアタックした#23 GT-Rで、1分32秒622のベストタイムで6番手となりQ2進出を決めました。
マシンのセッティングが決まらなかった#3 GT-Rは1分33秒333で15番手となっています。#24 GT-Rは佐々木がアタックを担当し9番手となり、僅差でQ2進出を逃しました。#12 GT-Rはアタックのタイミングを逸してしまい、5周目に1分32秒853のベストタイムをマークしますが11番手にとどまりました。
15時06分から10分間のQ2が開始され、#23 GT-Rをドライブするクインタレッリは、4周目に1分32秒335とQ1のベストタイムを更新し予選5番手になりました。
#23 MOTUL AUTECH GT-Rが3位表彰台、#3 GT-Rは15番手スタートからの猛追で4位フィニッシュ
■決勝
決勝日の10月24日は、曇りで気温16度、路面温度19度のコンディションの下、午後1時30分にフォーメーションラップが開始されました。スタートでクインタレッリがドライブする#23 GT-Rは順位を守り5番手、千代がドライブする#3 GT-Rは12番手に浮上しました。レース序盤、GT500クラスの3台がペナルティによるピットインを消化し、10周目の順位は#23 GT-Rが4番手、#12 GT-Rが7番手、#3 GT-Rが10番手、#24 GT-Rが11番手となっています。
10周目にクラッシュしたマシンが出て、FCY(フルコースイエロー)からセーフティカー(SC)が導入されました。6周にわたるSC先導走行の後、17周目にレースが再開。18周目にトップのマシンがトラブルでストップし、GT-R勢はポジションをひとつずつ上げています。19周目、激しいポジション争いを展開していた#3 GT-Rが2台をオーバーテイクし、7番手に上がりました。
20周目にはGT300クラスのマシンがクラッシュし、ふたたびSCが導入されます。25周目に再スタートが切られ、#24 GT-Rが先陣を切ってピットイン。#12 GT-Rが27周目、#23 GT-Rが28周目、#3 GT-Rが29周目にそれぞれピットインし、ドライバー交代、タイヤ交換、給油を行いました。
GT500クラスが全車ピットインを終えた34周目時点での順位は、#23 GT-Rが5番手、#12 GT-Rが6番手、#24 GT-Rが7番手、#3 GT-Rが12番手となり、レースは後半戦に入りました。
#23 GT-Rは3台による激しい3番手争いで接近した状態が続き、45周目に前車をパスして4番手に上昇。ポジション争いは続き、53周目には3番手に上がりますが、翌周にはふたたび4番手になる激しいバトルのまま、レースは終盤戦に入りました。
レース後半にペースを上げて追い上げる#3 GT-Rは徐々に前に迫り、46周目に11番手、47周目に10番手、48周目に9番手、50周目に8番手とポジションを上げ、さらに前との差を詰めていきます。50周目に#24 GT-Rがタイヤ交換のためピットインし後退しましたが、#23 GT-Rは58周目の第2ヘアピンコーナーで果敢に攻めてオーバーテイクを決め、3番手に浮上しました。
#3 GT-Rもペースアップし、57周目、61周目、63周目に前車をパスし順位を上げて5番手となり、ファイナルラップの第1コーナーでもオーバーテイクを決め、4番手になりました。
65周のレースが終了し、GT-R勢は#23 GT-Rが3位、#3 GT-Rが4位、#12 GT-Rが7位と3台が入賞を果たしました。GT-R勢は鈴鹿から3戦連続で表彰台を獲得。日産/ニスモ陣営はシーズン残り2戦での好結果を目指し、全力を尽くします。