Audi Team AS Sport 2022スーパー耐久第6戦岡山 レースレポート
ENEOS スーパー耐久シリーズ 2022 powered by Hankook スーパー耐久in岡山レースレポート
2022年10月15日(予選)晴れ/DRY
2022年10月16日(決勝)晴れ/DRY
チーム体制の都合で前戦の茂木レースをスキップしたAudi Team AS Sport。第6戦となる岡山ラウンドは3時間のレースとなるので戦略やピット作業がポイントなる。金曜日に行われたプラクティス走行では全体のマシンチェックと岡山に合わせたセットを加賀美選手が中心となり調整を行なった。
■予選
Aドライバーは岡本選手が予選アタックを行う。レースウィーク中のベストタイムでラップを続けるも惜しくもクラス6番手でアタックを終える。
Bドライバーの加賀美選手はセクションごとのタイムを詰めながら周回を重ねたが、うまく纏めきれないまま目標タイムに届かずクラス8番手で予選を終えた。
Cドライバー田ヶ原選手の予選は決勝シミュレーションをしながら基準タイムをクリアしたところで予選を終えた。
■決勝
雨予報の決勝当日は汗ばむほどの秋晴れとなった。3時間レースは2グループ制で分けられ、RED SEED R8 LMS GT4は13時30分からのスタート。入念にチームミーティングを行い一丸となって表彰台を目指す。スタートドライバーは加賀美選手が担当。
危なげないスタートで序盤に同クラスのAudiを抜きポジションを一つ上げ、順調に周回を重ねる。44ラップでルーティーンのドライバーチェンジを行うが各チームピットストップのタイミングもあり暫定トップのドライブで終えた。その後、2番手の岡本選手に交代し淡々と周回を重ねる。
ピットストップでポジションダウンするも大きなトラブルもなくAドライバーの最低義務時間をクリアし2スティント目の加賀美選手へとドライバーチェンジ。2グループ制で通常よりも台数が少ないのでレース全体としても大きなアクシデントもなかったが、加賀美選手も順調に周回を重ねクラス7位でチェッカーを受けた。
■レース公式予選リザルト(A,Bドライバー合算)ST-Zクラス8台出走 RED SEED R8 LMS GT4 3分17秒658 クラス8位
■レース公式決勝リザルト ST-Zクラス8台出走 RED SEED R8 LMS GT4 103ラップ クラス7位
チーム代表兼Cドライバー:田ヶ原章蔵
「昨年度のデーターもあり、エンジニア&メカ&チームが良い車を用意してくれていたので、今回は他車も沢山ウェイトを積んでいる事もあり、チャンスでした!チームとしてはやれるベストの選択と判断で挑みましたので、結果は残念でしたが、レースはきちんと出来ていたと思います。いよいよ2022年度も鈴鹿で最終戦!全力で戦いますので、引き続き皆さんの応援宜しくお願い申し上げます!」
チーム監督:澤田栄宏
「トラブルやペナルティもなくクリーンなレースでしたので激戦クラスでのポジションアップは難しい展開でした。ピット作業やドライバーチェンジなどチームとしてタイムを縮める努力を行い最終戦の鈴鹿に備えたいと思います。引き続き応援よろしくお願いします」
エグゼクティブテクニカルディレクター:茂貴恒
「金曜日のフリー走行から、日曜日の決勝までR8は大きなトラブルもなく、マシンコンディションはいい状態だったと思います。今回のレースはチームとして、それぞれの改善点を攻略できていれば、もう少し面白いレースになれたのかなと思いました。毎レース無事に完走まで導いてくださいますメカニック、ドライバー、そしてチームを支えているサポーターの皆様に厚く感謝と御礼を申し上げます。次回は今回の経験を活かし期待に応えるレースが出来ればと思います」
Aドライバー:岡本武之
「今回の岡山Rdは、フリー走行、予選については加賀美君のアドバイスで徐々にペースアップをし、決勝に向けて準備を進めてきましたが、日曜日の決勝では、タイヤ二本交換の経験値不足から思うようなペースで走ることが出来ず、チームに貢献することが出来ませんでしたが、鈴鹿でまた頑張りたいと思います」
Bドライバー:加賀美綾佑
「限られた時間の中でもう少し早くマシン、ドライバーをアジャストできるように次回以降臨みたいと思います。また決勝の序盤、R8はバランスが悪いとは言え、もう少しペースを上げられる余地がありそうなので、次回は序盤から更にプッシュしたいと思います」