ホンダ 2017MotoGP第11戦オーストリアGP 決勝レポート
マルケス2位、ペドロサ3位
Repsol Honda Team、3戦連続で両選手が表彰台を獲得
2017年8月13日(日)・決勝
天候:晴れ
気温:23℃
コースコンディション:ドライ
レポート
チェコGPからの連戦となった第11戦オーストリアGPは、3戦連続今季5回目のポールポジションを獲得したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)と、予選2番手のアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)の一騎打ちとなり、マルケスが2位でフィニッシュしました。
序盤から中盤に掛けては、マルケスとチームメートのダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)、ドビジオーゾ、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、ヨハン・ザルコ(ヤマハ)がトップグループを形成。マルケスは、12周目から17周目までトップを快走しました。
その後、18周目以降は、マルケスとドビジオーゾがグループから抜け出し、何度もポジションを入れ替えてトップ争いを行いました。そして、昨年の大会でも優勝しているドゥカティを駆るドビジオーゾが、コースとの相性のよさというアドバンテージを武器にマルケスを抑えて28周のレースを走り切りました。
ドイツGP、チェコGP、そしてオーストリアGPの3連勝に闘志を燃やしたマルケス。最後は2位でチェッカーを受けて貴重な20ポイントを獲得しました。これで総合首位をキープ。総合2位に浮上したドビジオーゾとの差は21点から16点になりましたが、総合3位で今大会6位のビニャーレスに24点差、総合4位で今大会7位のロッシに33点差としました。
その二人の優勝争いの背後に迫るも、終盤、その差を縮められなかったペドロサが3位でフィニッシュ。これで3戦連続今季7回目の表彰台を獲得しました。今大会はフリー走行で思うような走りが出来ず、その影響で予選8番手と厳しいグリッドからのスタートとなりました。
しかし、着実に追い上げてトップグループに加わり、3位でフィニッシュしました。この結果、総合4位のロッシと2点差。総合3位のビニャーレスとの差を11点としました。
カル・クラッチロー(LCR Honda)は、予選9番手から決勝に挑みましたが、オープニングラップで16番手、3周目で18番手までポジションを落とし、それからもペースが上げられず、15位でフィニッシュしました。
予選24番手のティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、オープニングラップに他車と一緒にオーバランを喫して大きく遅れ、19位。チームメートのジャック・ミラーは、予選19番手から20周目には14番手を走行しましたが転倒を喫し、リタイアに終わりました。