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投稿日: 2018.09.23 06:00
更新日: 2018.09.23 12:06

ヤマハYZF-R1開発者も驚嘆の再現度。タミヤ、『1/12 YZF-R1M』の発売記念イベントを開催


MotoGP | ヤマハYZF-R1開発者も驚嘆の再現度。タミヤ、『1/12 YZF-R1M』の発売記念イベントを開催

 模型開発に当たり、ヤマハのコミュニティプラザで実車の取材を行った荒木氏は、カウルを外した状態の内部構造を見て「これ、どうやって設計したらいいねん」と感じるほど細かい作りに驚いたという。

 模型設計で難しかった点について荒木氏は「内部構造の上にカウルを固定しなければならいことを踏まえて模型を設計することです」と語る。

フロント部分に寄って撮影。再現度の高さがうかがえる
フロント部分に寄って撮影。再現度の高さがうかがえる
内部構造も本物と見間違うほどクオリティが高い
内部構造も本物と見間違うほどクオリティが高い

「実際の写真と比べると中身の部分はかなり違いがでますが、実際に組み上がった時は、ポジションランプなど本物に近い形になっていると思います」

 模型ではハーネス等の細かいパーツは省略されているものの、細いポジションランプやフロントのフレーム部分は本物と見間違うほど。完成した模型の内部構造を見た平野氏と坂田氏は、あまりの再現度に笑いながら驚いていた。

メータパネルの表示はステッカーで表現
メータパネルの表示はステッカーで表現
2種類のメーターパネルステッカーのひとつには2015年の鈴鹿8耐でポル・エスパルガロが予選で記録したタイムを印刷している。
2種類のメーターパネルステッカーのひとつには2015年の鈴鹿8耐でポル・エスパルガロが予選で記録したタイムを印刷している。
YZF-R1のクロスプレーンエンジンやフレームも忠実に再現
YZF-R1のクロスプレーンエンジンやフレームも忠実に再現

 また、YZF-R1の特徴であるクロスプレーンエンジンの形やステップの細かい形状も3D CADを用いて設計。会場では設計中に作成された図形も披露された。

 最後に、荒木氏は次のようにプラモデルへの思いを語る。

「ひとつひとつの部品の材質も感じられるように表現しました。例えばタンク、カウル、エンジンなどはいろんな材質でてきています。そういったところを表現しながら実際の性能を感じられる模型にしようと設計しています」

「(YZF-R1は)こういう構造しているんだと考えながら組んでいただけたらと思います」

タミヤ 1/12 YZF-R1M
タミヤ 1/12 YZF-R1M
タイヤのトレッドパターンも忠実に再現している
タイヤのトレッドパターンも忠実に再現している
タミヤ 1/12 YZF-R1M
タミヤ 1/12 YZF-R1M
タミヤ 1/12 YZF-R1M
タミヤ 1/12 YZF-R1M

 このトークショーの模様はYouTubeのタミヤ公式チャンネルでも配信予定とのことだ。トークショーの内容を聞きながら模型作りを行えば、開発者のこだわりをより感じることができるかもしれない。

 また、会場にはヤマハモデラーズクラブの作品も展示。作品のなかにはヘッドライトをLEDを用いて発光させたものも登場していた。

【製品概要】

シリーズ名:タミヤ 1/12 オートバイシリーズ
製品名:ヤマハ YZF-R1M
価格:4,000円(税抜)

左からYZF-R1開発責任者の平野啓典氏、タミヤの荒木茂樹氏、8代目YZF-R1デザイナーの坂田功氏
左からYZF-R1開発責任者の平野啓典氏、タミヤの荒木茂樹氏、8代目YZF-R1デザイナーの坂田功氏
ヤマハモデラーズクラブが作成したタミヤ 1/12 YZF-R1M
ヤマハモデラーズクラブが作成したタミヤ 1/12 YZF-R1M
作品の中にはヘッドライトをLEDで発行させているものも
作品の中にはヘッドライトをLEDで発行させているものも


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