更新日: 2016.12.16 13:20
MotoGP:F1と同様のリザーブ契約は困難。「速いライダーに待機をさせることは難しい」
ホンダはテストライダーの青山博一と、2006年のMotoGP世界チャンピオンのニッキー・ヘイデンをペドロサの代役に起用。また、ヘイデンはマークVDSでミラーの代役も務めた。
HRC代表のリビオ・スッポは、MotoGP参戦にふさわしい実力があり、リザーブという立場を受け入れてくれるライダーと契約するのは「非常に困難」だと述べた。
「ドゥカティには非常に良いチャンスがあったが、我々にとっては大変難しいことだ」とスッポ。
「過去に我々はF1のように、若いライダーたちにテストライダーになるようオファーを試みたが、若いライダーたちは、自分がレースに参加したいと考えるものだ」
「テストライダーのプロジェクトを作り上げようとしても、Moto2クラスでレース参戦できるチャンスがあれば、リザーブライダーになるのはほぼ不可能だ。なぜなら速いライダーは自分でチャンピオンシップをフルシーズン戦うからだ」
「とても難しい問題だ。たとえばオーストラリアGPでのニッキー(・ヘイデン)は完璧だった。彼はとても良い仕事をしてくれたが、その1週間後は(ヘイデンが通常参戦している)スーパーバイク世界選手権と日程が重なってしまった。リザーブライダーのシステムを作り上げるのは本当に難しいんだ」
ホンダのように、スズキにはチームのテストライダー、津田拓也がいるが、GPに帯同し待機できるライダーとの契約はない。
スズキの代表ダビデ・ブリビオは「我々は必要な時に代役になれるライダーを確保することについては、あまり考えていない」と次のように述べた。
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています