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投稿日: 2024.10.29 18:00
更新日: 2024.10.29 17:29

メルセデス・ベンツ、旗艦『Gクラス』に初の電気自動車版を導入。革新的な4輪独立式モーターを搭載


クルマ | メルセデス・ベンツ、旗艦『Gクラス』に初の電気自動車版を導入。革新的な4輪独立式モーターを搭載

 さらにAMGラインパッケージとしてナッパレザーシートやナッパレザーダッシュボード、MICROCUTルーフライナーなどが標準装備となり、エディション1専用装備としてステアリングやシート、ダッシュボードなどの随所にブルーステッチが施される。またトリムにはブルーアクセントが織り込まれたAMGカーボンファイバーインテリアトリムを採用した。

 気になる電力関連機能やオフロードでの走破性に関しても、最大4mm厚のスチール製ラダーフレームに組み込まれた116kWhの大容量リチウムイオンバッテリーは、車両の低重心化に貢献すると同時に車体剛性を大幅に高め、合計216個のセルを12のモジュールに収めている。

 そのチャージングには交流普通充電(AC200V)および直流急速充電(CHAdeMO)に対応した充電システムが備わり、出力150kWまで対応の直流急速充電では蓄電量10%~80%までが41分となり、充電の設定や状況はMBUXやメルセデス・ベンツアプリなどで確認可能に。加えて、高効率な永久磁石同期モーターやESPと集中制御ユニット、さらに4段階の回生ブレーキなどにより、余裕ある一充電航続距離530km(WLTCモード)も実現している。

 そのうえで、泥や水の侵入を防ぐためバッテリーはねじり剛性に優れたケースに収められており、激しいオフロード走行でも卓越したパフォーマンスを発揮し、バッテリーを強固に守る専用のアンダーボディプロテクションも装備。カーボンファイバーを含む異素材を組み合わせた厚さ26mmの頑丈なアンダーボディパネルは50を越えるスチールボルトによってラダーフレームに固定される。

 こうした電動化の対応によりド・ディオン式の後輪リジットアクスルも新たに開発され、トルクベクトリングを用いた仮想ディファレンシャルロック機能も実装。各輪のモーターにはそれぞれ2速のトランスミッションが備わり、これによるローレンジモードや4輪独立式モーターとトルクベクタリングによって各輪に自由にトルクを分配することが可能に。

 これにより緻密なオフロードクロール機能の制御が可能となるばかりか、未舗装路で左右の車輪を逆回転させることで左右いずれかの方向に最大2回転まで旋回可能な“G-TURN”や、各輪のモーターの駆動トルクを個別に制御することで後輪軸を中心に旋回することができ、大幅に回転半径を縮小する“G-STEERING”など革新的な機能が搭載されている。

 そのほか、オフロード走行を視覚的にサポートするオフロードコックピットや、メディアディスプレイに車両前側下部の路面イメージを仮想的に表示するトランスペアレントボンネット機能なども装備。左右ハンドル仕様が設定され、価格は2635万円(税込)となっている。

メルセデス・ベンツ、旗艦『Gクラス』に初の電気自動車版を導入。革新的な4輪独立式モーターを搭載
AMGラインパッケージとしてナッパレザーシートやナッパレザーダッシュボード、MICROCUTルーフライナーなどが標準装備に
メルセデス・ベンツ、旗艦『Gクラス』に初の電気自動車版を導入。革新的な4輪独立式モーターを搭載
電動化の対応によりド・ディオン式の後輪リジットアクスルも新たに開発され、トルクベクトリングを用いた仮想ディファレンシャルロック機能も実装
メルセデス・ベンツ、旗艦『Gクラス』に初の電気自動車版を導入。革新的な4輪独立式モーターを搭載
オフロード走行を視覚的にサポートするオフロードコックピットや、メディアディスプレイに車両前側下部の路面イメージを仮想的に表示するトランスペアレントボンネット機能なども装備する

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メルセデス・ベンツ日本ウェブサイト:http://www.mercedes-benz.co.jp


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