更新日: 2017.05.12 11:03
ENDLESS SPORTS ST-4 2017スーパー耐久第2戦SUGO レースレポート
14:18スタート 3時間レース(17:19チェッカー)ドライコンディション
予選終了後、メカニックが各部のチェックを手際よく行なっていく。ドライバーもドライバー交代の練習を行う。決勝前のミーティングでは、セーフティーカーが入った時などのことも想定して確認が行われる。12時過ぎ最終コーナーよりに広がっていた厚い雲が急接近。ポツリポツリと雨が落ちだす。
雲の流れ方からすると、すぐに止むように見えたが、どのくらい降るのかは分からない。路面を濡らすほどなのか、そうでないのか。いずれにしても、レインタイヤも用意しておかないといけない。ピット裏は慌ただしくなっていく。
結局、この雨は路面を濡らすことなく止み、決勝レースはドライコンディションのなかで始まった。
午後2時18分過ぎ、1ラップのローリングからスタートが切られる。スタートドライバーの小河は、まずまずのスタートを切るがポジションアップにはつながらない。
予選で圧倒的な速さを見せた86号車は、この決勝レースでもスタートから逃げまくる。2番手に上がっていたハチロクにラップタイムで1秒、当チームのハチロクとは1.5秒以上速いラップタイムなのだ。
なんとか離されないようについていきたい小河だが、トラブルから最後尾スタートとなったS2000が異様な速さで迫ってくる。7ラップ目には、このS2000に5番手のポジションを奪われてしまう。
このS2000は15ラップ過ぎにピットストップ。当チームは再び5番手にポジションを戻す。30ラップ過ぎ、1回目のピットストップが始まる。トップの86号車と当チームのハチロクとの差は36秒にまで広がった40ラップ過ぎ、小河がピットに滑り込んでくる。
当チームは少しでも差を詰めるために、タイヤは左側のみ交換して、高橋に乗り換わったハチロクをコースに送り出す。これでポジションは8番手にまで落ちるが、ほとんどのマシンが1回目のピットストップを終わらせた50ラップ過ぎには、当チームのハチロクも4番手にまでポジションを上げる。
55ラップ過ぎ、86号車がピットでの作業違反でドライブスルーのペナルティが課せられる。最後までピットストップを伸ばしていた55号車が59ラップ目にピットストップ。これで当チームは2番手に浮上、86号車を追う展開となるがその差は35秒。高橋は必死の走りを見せているのに、その差はジワジワと広がっていく。