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投稿日: 2017.05.12 10:53
更新日: 2017.05.12 11:03

ENDLESS SPORTS ST-4 2017スーパー耐久第2戦SUGO レースレポート


国内レース他 | ENDLESS SPORTS ST-4 2017スーパー耐久第2戦SUGO レースレポート

 71ラップ過ぎ、トップの86号車が2回目のピットストップ。これで86号車の前に出るが、その差は40秒弱。当チームもピットに入ると、ふたたび2番手に戻ってしまう。

 それよりも気になるのは、3番手に上がってきているロードスターの存在だった。トップスピードで10㎞/h近くも速い。2回目のピットストップでタイヤ交換をしなければ、2番手を守れる。

 ただ、1回目のピットストップでは左側のみしかタイヤ交換していない。右側が最後まで持つかは分からない。ただ、4本交換をしてしまうと、1秒近く速いラップタイムで追い上げてきているロードスターの後方に落ちるのは必死だ。どうするか? 当チームは4本交換でいくことにする。

 83ラップ過ぎ、高橋がピットに滑り込んでくる。4本のタイヤ交換を済ませ、ふたたび、小河に乗り換わったハチロクをコースに送り出す。

 これで3番手に後退。その差は7秒弱だ。ジワジワと追いつめていく。91ラップ過ぎ、ようやくその差は5秒を切る。100ラップにはその差を3.3秒にまで詰めるが、ST-5クラスのマシンがコーナーにいると、ふたたび、4秒差に広がる。

ENDLESS・ADVAN・86 2017スーパー耐久第2戦SUGO
ENDLESS・ADVAN・86 2017スーパー耐久第2戦SUGO

 なかなか詰まらない。それでも108ラップ過ぎ、いっきに2秒近く詰めて、その差は1秒を切る。すでにチェッカーまで5分を切っている。

 110ラップ目、完全にロードスターの背後に迫った小河。バックストレッチから馬の背コーナーでイン側に付ける。ロードスターはアウト側から立ち上がりSPコーナーに向けてイン側に……。交錯する形になる。小河がロードスターを押す形で接触。小河はそのまま、コースの残り、走り続けるが、ロードスターはストップしてしまう。

 最終的にプッシングという裁定が下され、当チームのマシンに対して、レース後、35秒の加算となった。ただ、3番手に付けていたS2000とは38秒差あったため、ギリギリ2位に踏みとどまることができた。

 また、小河はレース後、ロードスターのチームに行き、遺恨が残らないよう謝罪している。ランキングは変わらず3位。トップに付ける86号車とは9ポイント。2番手のS2000とは6ポイント差の3番手。

 次回の鈴鹿ラウンドは、タイムアタックの予選、レース形式の敗者復活。そして、4時間の決勝……と、ハードな闘いになるのは必死。トップ2チームとの差を詰めるべく、鈴鹿に乗り込みたい。


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