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投稿日: 2017.06.07 10:37

ブリヂストン 2017年86/BRZ第3戦富士 レースレポート


国内レース他 | ブリヂストン 2017年86/BRZ第3戦富士 レースレポート

2017 TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race [Professional Series] 第3戦

青木孝行(ブリヂストン)が2連勝
蒲生尚弥(ブリヂストン)は惜しくも2位

開催場所:富士スピードウェイ
開催日:6月3日~6月4日

 プロフェッショナルシリーズで圧倒的なパフォーマンスを発揮しているPOTENZA RE-06D。単なる速さだけでなく、レースディスタンスでの安定した性能、外気温や路面温度にも幅広く対応することで、ライバルに対して大きなアドバンテージを示しており、ドライバーの信頼度も高い。
 
 今回のレースでもまた、ブリヂストン装着勢が上位を独占しながら、レースは進んでいった。

●予選

 予選前、#1佐々木雅弘選手(ブリヂストン)はポールポジションのタイムを2分5秒台半ばと予想していた。それに近いタイムを最初にマークしたのは#47蒲生尚弥選手(ブリヂストン)だった。
 
 しかし5秒台のタイムはそう簡単ではなく、タイムモニターのトップには蒲生尚弥選手が表示され続けた。#770山田英二選手(ブリヂストン)が5秒台に入れるも、蒲生尚弥選手には届かない。

 予選も後半になり、満を持してアタックした佐々木雅弘選手は、0秒028上回る2分5秒848でトップに立つ。86/BRZレースでは、富士で好成績を挙げている#97近藤翼選手(ブリヂストン)や#31青木孝行選手(ブリヂストン)といったドライバーもアタックに入るが、混雑したコース上ではクリアラップが取れない。
 
 結果、佐々木雅弘選手がポールポジション、2番手には蒲生尚弥選手、3番手には近藤翼選手となった。そのポールポジションから1秒以内に、なんと26台が入った。
 
 ポールポジションと2位の差が1秒以上あった開幕戦を思えば、全体的にマシンが仕上がってきたといっていいだろう。

優勝した青木孝行
優勝した青木孝行

●決勝レース

 トップ4台が超接近した形で、レースは進んでいった。ポールポジションの佐々木雅弘選手を先頭に、蒲生尚弥選手、近藤翼選手、そして予選6番手からオープニングラップで4位に上がった青木孝行選手という並びで、さまざまな形に変化しながらのダンゴ状態。

 4周目、青木孝行選手が近藤翼選手をオーバーテイク、それをきっかけにレースが動き始める。
 
 5周目、ブレーキトラブルを抱えペースが悪くなった佐々木雅弘選手に、蒲生尚弥選手はストレートで並びかけ、1コーナーでトップに立つ。続く6周目には、まるで再現するかのように、青木孝行選手が佐々木雅弘選手をオーバーテイク。そして蒲生尚弥選手に少しずつ、ジリジリと迫っていく。
 
 そしてファイナルラップ、ストレートで並びかけた青木孝行選手は、コカコーラコーナーのインを制してトップに立ち、前戦に続いての2連勝を達成した。
 
 ブレーキトラブルを抱えながらも、それを自身のテクニックで補った佐々木雅弘選手は3位。ブリヂストン装着勢が5位までを独占した。

●コメント

優勝した#31青木孝行選手(ブリヂストン)のコメント

「優勝できるとは思っていなかったんですよ。昨日の予選はアタックで失敗してしまって、6位だったので、まさか6位から勝てるとは思わなかった。全てが今日は上手くいったのかな、と」

「このレースで、こんなに前にグイグイと上がっていくというのは、結構ないですからね。いろいろな要素があったと思います。序盤に佐々木雅弘選手がトラブルを抱えたことで、トップグループのペースが上がらず、ボクが追い付くことができました。そういう要素もあって、勝つことができたんだと思います」

「オーバーテイクも、まあ相手もそうなんですが、お互いにスペースを開けながら、クリーンにバトルすることができたのも、大きかったですね。この流れを崩さないように、シーズンを戦っていきたいと思います」


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