5月9日、台湾・高雄にオープンした『鈴鹿サーキットパーク』。あの鈴鹿サーキットを模したカートコース『ミニ鈴鹿サーキット』がメインとなっている施設だが、いったいどんなコースなのだろうか? 実際に走ってみたので、その様子をお届けしよう。
ミニ鈴鹿サーキットの日立オートモティブシステムズシケイン〜ストレート〜S字〜逆バンク この『ミニ鈴鹿サーキット』は、特徴的な鈴鹿のレイアウトをカートコースとして採用しており、台湾のクルマ好きに、あの鈴鹿の魅力を体験してもらうことができる。鈴鹿と言えば、多くのF1ドライバーが絶賛するS字や逆バンクといった前半区間、デグナー、ヘアピン、さらにスプーン、130R、日立オートモティブシステムズシケインといった低速、高速と多種多様なコーナーがある。
そんな鈴鹿を模したミニ鈴鹿サーキットは、立体交差等の鈴鹿の魅力をそのままコンパクトに凝縮している。1〜2コーナーやデグナーはひとつのコーナーのようになっているが、ヘアピンや200R、登り坂になっているバックストレート等、かなりその雰囲気を楽しむことができる。
ミニ鈴鹿サーキットの“西コース”。ヘアピン〜200R〜スプーン〜バックストレート 詳しくは動画(撮影用にかなりゆっくり走行しているのでご了承を)をご覧いただきたいが、速いタイムをマークするにはリズム感が必要なのは実際の鈴鹿と同じで、走っていてかなり攻め甲斐がある。ただ、カートで速く走るには、やはり実際の鈴鹿のレコードラインとは違う(日立オートモティブシステムズシケインなどは、踏み切りで行くイメージ)。カートを熟練した速い人で38〜39秒台程度、年に数回乗る程度の方で42〜44秒程度、初心者で50秒前後というラップタイムだろうか。