スーパー耐久:Audi Team Dream Drive2017年第5戦富士レースレポート
■9月3日(日)決勝■
ついに10時間レースが朝の8時よりスタート。が、そのスタート前、まさにグリッドに着いてスタートを待つだけという状況でまさかの電装系トラブルでエンジンがスタートしない。
スタート時刻までに対処しようとするも無情にも時間切れ。まさかまさかのピットスタートを余儀なくされる事態に。
スタート早々にもうダメかと思われたのですが、ここから怒涛の追い上げをかけていきスタートから3時間ほどでTCRが肩を並べてひしめくランキングに追いつきこれならまだまだ逆転出来る!とチームも盛り上がったのですが、
しかし、、、
■突然のマシントラブル■
追い上げムード高まったその時に突如としてマシンが悲鳴をあげます。ハンドルコントロールが思うように出来ず、またミッションも入らないというトラブルで緊急ピットイン。
一度はドライブシャフトを交換して再出発するも症状は治まらず再びピットイン。ミッションマウント部が破損していて、それがドライブシャフトにも影響を及ぼしているという判断で修理に時間がかかるため、ここで勝負権は手放して完走に目標を切り替えることに。
ただその為には規定時間以内にマシンをコースに戻す必要があるのでメカニックチームは時間と闘いながらも突貫作業で何とかこれをクリア。何とかマシンを再びコースに戻すことに成功します。
■初のリタイア■
再びコース復帰したLUQUI MOLY RS3 LMSですが、走行もあと2時間といった頃に症状が再発。ピット作業時間ももう既に無く、原因究明にも時間がかかる為にチーム全員苦渋の決断ではありましたが初めてのリタイアを宣言することに。
これまでさしたる大きなトラブルなく走り続けてきましたがやはり10時間耐久という過酷なレース、そのダメージの蓄積はあったようです。
今回の富士には多くの応援いただいているファンの皆さま、スポンサーの皆さまが駆けつけてくださり、その中でのこの結果本当にチーム全員悔しい思いをしております。
次戦最終岡山戦まで我々は決して諦めておりません。Audi Team Dream Driveの続けての応援を、また来期に繋がるレースをしていきますのでご支援、ご協力を引き続き宜しくお願い申し上げます。