スーパー耐久:MZRacing 2017年第5戦富士 レースレポート
NOPROデミオ今季初優勝、村上ロードスターはST-5チャンプ確定
9月3日(日)に富士スピードウェイでスーパー耐久第5戦富士10時間決勝レースが行われ、ST-3、ST-4、ST-5クラスにマツダ車が合計8台エントリー。
激戦のST-5クラスで#37 NOPROデミオSKY-D(関豊/梅田剛/井尻薫)が今季初優勝を果たし、同クラス2位となった#88 村上モータース・ロードスター(村上博幸/脇谷猛/加藤正将/雨宮恵司)が本年のシリーズチャンピオンを確定しました。
曇り空のもと、10時間レースは日曜日朝8時にスタート。注目のST-5クラスは、予選3位の#2 BOMEXロードスター(筒井克彦/山下潤一郎/山西康司/田中貴洋)が飛び出し、序盤をリード。
GTドライバーの山西が2位以下を引き離しにかかりましたが、上位クラスのマシンと接触してピットイン。修復に時間を要し、首位争いから脱落します。代わってトップ争いを演じたのは、#66 odulaデミオ15MB(橋本陸/大塚隆一郎/武地孝幸/西山隆)とポールスタートの#88 村上ロードスターでした。
しかし、その直後を走っていた#37 NOPROデミオが給油タイミングによって首位を奪うことになりました。燃費の良さだけでなく、周回ペースも速く、ライバルは#37 NOPROデミオの独走を許すことになります。
その後も、トラブルやミスがなく、ピット作業もいたってスムーズだった#37 NOROデミオが今季初優勝を達成。チームNOPROの粘り強さを改めて印象付けました。
チーム代表の野上敏彦さんは、「給油タイミングでトップに立てたのが良かったですね。燃費が良いため、他のクルマよりも数ラップずつ余計に走れるので、一発の速さは無いけれど、安定したペースを崩さなければ優勝できる可能性は高いと思っていました。本当に何もトラブルやミスがなかったことがこの結果を生んだと思います」と語っていました。
本年からチームに加入したルーキーの梅田さんは、「シーズン初めはなかなかクルマに慣れるのに苦労しましたが、チームの皆さんが良いクルマに仕上げてくださり、(私自身)ようやくパフォーマンスが発揮できるようになりました。この一勝は本当に嬉しいです」と話しています。