投稿日: 2016.06.06 16:16
更新日: 2016.11.18 17:23
更新日: 2016.11.18 17:23
86/BRZ第4戦:雨絡みの決勝は近藤が制す。BRZの初戴冠も
Naoyuki Hata
一方、プロフェッショナルシリーズに先駆けて行われたクラブマンシリーズでは、依然ウェットコンディションのまま。ポールシッターの松原亮二が好スタートを決め、これに続いたのはダンロップコーナーで手塚を抜いていた小野田だった。勢いに乗る小野田は、3周目の1コーナーで松原亮二がアウトに膨らんだのを見逃さず捕らえ、トップを奪い取るも、それから間もなく雨足が強まってしまう。
これで完全に勢いを取り戻したのが手塚で、まずは4周目のヘアピンで松原亮二をパス。そして、次の周の300Rで小野田を抜いて待望のトップに浮上、そこから先はまさにひとり舞台だった。小野田をして「雨が強くなってからは、真っすぐ走るだけでも大変でした」と語らせるなか、最後は5秒差の圧勝となった。
「ここまで3位、2位と来ていましたから、みんなから言われる以上に僕が意識していました。実は予選も4位、3位と来て、今回2番手だったので(笑)。セットもタイヤも完全に雨想定で、最初はラインを確認するなど様子を見ていたんです。そのうち僕だけ行けるラインとかも見つかって。4輪に上がってから優勝は初めてなので、本当に何とも言えない、いい気分です」と手塚。
2位は小野田が獲得し、3位は最終ラップの最終コーナーで松原怜史をかわしていた、松原亮二が獲得。しかし、ランキングトップは依然、松原怜史がキープしている。